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今週はFRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC会合とパウエル議長の記者会見、大手テック企業の決算、そしてイラン情勢の動向に市場の関心が集まる。
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Appleは今週の決算発表で堅調なガイダンスが見込まれ、スポットライトを浴びそうだ。
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対照的に、ExxonMobilは軟調なガイダンスと地政学リスクという逆風にさらされている。
金曜日の米国株式市場は概ね上昇し、S&P 500とナスダック総合指数は史上最高値を更新した。米国・イラン間の和平交渉に進展の兆しが見られたことに加え、Intel株の急騰が追い風となった。

出典:Investing.com
ただし、週間ベースでは主要指数の動きはまちまちだった。S&P 500は約0.6%高、ナスダックは1.5%高、小型株中心のRussell 2000は0.4%高となった一方、ダウ工業株30種平均は0.4%安で週を終えた。
今週は市場を動かすイベントが目白押しだ。FRBの金融政策会合に加え、大手テック企業の決算が相次ぐ。
パウエル議長が議長として最後に臨むこの会合では、金利据え置きがほぼ確実視されている。注目は、2028年2月に任期満了を迎えるパウエル議長がFRB理事として留任する意向があるかどうかだ。水曜日の記者会見で言及がある可能性もある。

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FRB会合以外にも、第1四半期GDPやFRBが重視するインフレ指標であるコアPCE物価指数など、重要な経済指標の発表が控えている。
決算シーズンも本格化し、巨大テック「マグニフィセント・セブン」のうち5社が今週業績を発表する。アルファベット (NASDAQ:GOOGL)、マイクロソフト (NASDAQ:MSFT)、アマゾン・ドット・コム (NASDAQ:AMZN)、Meta Platforms Inc (NASDAQ:META)は水曜日夕方、アップル (NASDAQ:AAPL)は木曜日遅くに発表予定だ。

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これら超大型株に加え、Eli Lilly、ExxonMobil、Chevron、Visa、Mastercard、UPS、Caterpillar、General Motors、Ford、Verizon、Coca-Cola、Starbucks、SanDisk、Qualcomm、Robinhood、Redditなども決算を控えている。
イランとの紛争が続く中、中東情勢と原油価格の動向も引き続き注視される。
市場の方向性にかかわらず、以下では今週(4月27日〜5月1日)に注目すべき2銘柄を取り上げる。上昇が期待される銘柄と、下落リスクを抱える銘柄だ。
注目の買い銘柄:Apple
Appleは今週決算を発表する予定で、ポジティブサプライズへの期待が膨らんでいる。アナリストは、需要が安定している主要海外市場を中心にiPhone販売の回復を予想している。
さらに注目すべきは、App Store、Apple Music、iCloudを含むサービス部門だ。2桁成長が見込まれており、利益率の向上と高収益リカーリングビジネスの底堅さを示すと見られている。
オプション市場が織り込む決算後の株価変動幅は上下約4.5%。InvestingProの調査によると、ここ数週間で利益予想は26回上方修正され、下方修正はわずか1回。Appleの収益力に対する強気姿勢の高まりがうかがえる。

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3月期の調整後EPSは1.93ドルと、前年同期比18%増が見込まれる。売上高は同15%増の1,089億ドルに達する見通しだ。
市場が織り込んでいるのは、サービス部門の継続的な2桁成長、中国や新興国市場での堅調なiPhone需要、そして本格展開が始まったApple Intelligence機能への期待感だ。
数字以外で注目されるのは、経営トップの交代だ。ティム・クックCEOは2026年9月1日に退任し、ジョン・ターナスが後任となる。リーダー交代は不確実性を伴うものの、クックが取締役会長に就任することで、経営ビジョンの継続性は維持されると見られている。

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テクニカル面では、Appleは明確な上昇トレンドを維持している。50日移動平均線(260.15ドル)と200日移動平均線(253.34ドル)がサポートとなり、現在株価は271ドル付近で推移。RSIは58.57と過熱感も売られすぎ感もない健全な水準にある。
前四半期の決算がまちまちだったこともあり、今回のハードルは比較的低めに設定されている。市場センチメントも良好で、決算後の株価上昇が期待される展開だ。
トレードアイデア(参考):
- エントリー:約271ドル
- 利益確定目標:288ドル(+6.3%)
- ストップロス:258.30ドル(-4.7%)
下落リスク銘柄:ExxonMobil
ExxonMobilは今週、厳しい局面を迎えそうだ。最大の懸念材料はガイダンスで、原油高を背景に高まった期待値を下回る可能性がある。
地政学リスクも重荷だ。イランとの緊張が大幅に緩和されれば、原油価格が急落するシナリオも想定される。
アナリストは決算を前にXOMへの慎重姿勢を強めており、直近15回の業績予想修正はすべて下方修正だった。オプション市場は決算後の株価変動を±2.1%と見込んでいる。
出典:InvestingPro
コンセンサス予想では、調整後EPSは1.03ドルと前年同期比41%減。売上高は812億ドルで同2%減が見込まれている。
上流部門の生産や下流部門のマージンは比較的堅調だが、世界的な需要減速の兆しを受けて、設備投資や短期的な原油価格見通しに関しては保守的なコメントが出る可能性がある。
このような状況下、経営陣から慎重なガイダンスが示されれば、株価の下押し圧力となりかねない。

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テクニカル面でも調整リスクが意識される。好調な上昇を経て、株価は主要移動平均線や過去の節目から乖離した149ドル付近で推移。RSIは45.13とモメンタムの鈍化を示唆しており、直近1カ月のリターンは-10%と軟調だ。
ガイダンスへの失望リスクと、中東情勢好転による原油安リスクを踏まえ、決算前にポジション縮小や売却を検討する向きもある。
トレードアイデア(参考):
- エントリー:約148.90ドル
- 利益確定目標:142.01ドル(+4.6%)
- ストップロス:154.20ドル(-3.6%)
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免責事項:本記事は投資助言ではない。投資判断は必ずご自身の調査に基づいて行っていただきたい。
執筆時点で、筆者はSPDR® S&P 500 ETFとInvesco QQQ Trust ETFを通じてS&P 500およびナスダック100のロングポジションを保有。Technology Select Sector SPDR ETFもロングしている。マクロ経済環境と企業財務のリスク評価に基づき、ポートフォリオは定期的にリバランスしている。
本記事の見解は筆者個人のものであり、投資助言として受け取るべきではない。
