【アーカイブ視聴】フィジカルAI入門 気になるNVIDIA以外、人型より「手」の技術
NIKKEI Tech Foresight LIVEの姉妹版として、編集長や記者が注目の最新技術の知っておきたいポイントを誰にでも分かりやすくコンパクトに解説する新シリーズ「必修!ディープテック」の第2弾。AI(人工知能)や半導体、量子など最先端のディープテックに「難しそうだが興味はある」方必見の内容です。 今回のテーマはフィジカルAIです。そもそもフィジカルAIって何?という素朴な疑問を出発点
東海大、CNTに電源・熱センサーの2役 無電源で異常検知
東海大学の研究グループは、単層カーボンナノチューブ(SWCNT)を用いた熱電素子において、基板を替えるのみで「電源」と「熱流センサー」に使い分けられることを明らかにした。従来の素子に必要な冷却装置が本素子では不要で、全体を一様に温めるのみで内部に温度差が生じて動作する。設置場所の制約が少なく、配管や電池パックでの異常発熱検知など、電池を使わずに熱の流れを監視するシステムへの応用が見込める。 本素
TSMC傘下、台湾GUCが光チップレット GPU間接続への布石
台湾積体電路製造(TSMC)傘下の台湾・創意電子(グローバル・ユニチップ、GUC)は2026年内にも、光電融合の次世代技術の実証用デバイス(PoC)をテープアウト(設計完了)する。光チップレットと呼ぶもので、光電変換部品とスイッチ半導体を同じインターポーザー(中間基板)に載せるTSMCの2.5D(次元)の実装技術を使う。AI(人工知能)サーバーなどの消費電力削減につなげる。 EDA(電子設計自動
理研とホンダが挑む「触覚」 多指ハンドの難関に100億円
フィジカルAI(人工知能)を背景に、人手作業を担えるロボットハンドの開発が盛り上がっている。二足歩行の人型ロボットの先駆者であるホンダは軽量な四指ハンドを開発し、世界トップ級の性能を示した。だが、細かい力加減を要する巧緻作業の代替には、指先の触覚を踏まえて制御できるAIが必要だ。そこで手を組んだのが理化学研究所(理研)である。ロボットハンドが抱える課題や開発プロジェクトの詳細を解説する。 この記事
名城大など、AlGaN系UV-Bレーザーに新知見 高効率化へ
名城大学などの研究グループは、窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)系深紫外(UV-B)半導体レーザーの効率を制限する主な要因が内部光損失であることを解明した。加えて、紫外半導体レーザーとして「世界最高レベル」(研究グループ)となる5.5%の電力・光エネルギー変換効率(WPE)を達成した。従来重要視されてきた光閉じ込めよりも、内部光損失の低減が効率向上の鍵であることを実証した。医療や半導体加工、
AIロボ部品の売上高7倍へ ハーモニック研究トップに聞く
人型ロボットの量産化が相次ぐ中、高まる需要を捉えて成長するメーカーがある。減速機に使う波動歯車の開拓者、ハーモニック・ドライブ・システムズ(以下、ハーモニック)だ。2030年度のフィジカルAI(人工知能)で制御するロボット向け部品の売上高は、2025年度の7倍を見込む。一方で、中国勢の追い上げも激しい。世界首位のシェアをどう防衛するか、研究開発本部長の矢田静華氏に開発戦略を聞いた。 この記事の3つ
ロボットに見るフィジカルAI市場と半導体 米中で違い
生成AI(人工知能)の急速な普及に続く次の成長領域として、物理世界で自律的に認識・判断・行動するフィジカルAIへの注目が高まっている。本稿はフィジカルAIの中でも、「汎用身体知能ロボット」に着目して、市場の現状や主要プレーヤー、半導体産業へのインパクトなどを整理する。 連載「オムディア、今月の注目調査データ」では、調査会社の米Omdia(オムディア)の専門アナリストが注目データを解説します。今回は
東京理科大など、CNT配向を局所制御 THz偏光カメラに
東京理科大学などの研究グループは、無配向なカーボンナノチューブ(CNT)膜に偏光制御した超短パルスレーザーを照射し、狙った場所の配向方向を局所的に制御する光後加工プロセス技術(光ポストプロセス技術)を開発した。周囲への熱損傷を防ぎ、サブμmスケールの高い空間解像度と従来の大面積配向技術に匹敵する配向品質を達成した。テラヘルツ(THz)偏光イメージセンサーや次世代ロジックデバイスへの応用が期待され
東北大学など、フェリ磁性体の製造最適化 次世代MRAMに
東北大学などの研究グループは、鉄(Fe)、クロム(Cr)、硫黄(S)から成る「ハーフメタル補償型フェリ磁性体」の製造プロセスを最適化し、不純物のない単相の合成に成功した。熱処理の急冷(WQ)温度を変えて原子の隙間の規則度を制御し、磁化が相殺する温度の調整を可能にした。漏れ磁場がなく高速動作する次世代MRAM(磁気抵抗メモリー)など、スピントロニクスデバイスへの応用が期待される。 島根大学や九州大
人型ロボ、中核アクチュエーターに日本の勝機 NSKやTHK
フィジカルAI(人工知能)の加速を背景に、人型ロボットをはじめとするAIロボットの社会実装が現実味を帯びてきた。同時に盛り上がるのが、人型ロボットの部品市場。特に関節部を動かすアクチュエーターは中核部品だ。二足歩行ロボなら1機当たり30個以上を使うため、製造コストの5割超を占めるとされる。中国企業の存在感が増す中、日本では日本精工(NSK)やTHKなどが市場に食い込もうと取り組みを急ぐ。 この記事