特集「通信も量子」まとめ読み 日米欧中の戦略を比較
量子コンピューター時代に不可欠とされる絶対安全な通信基盤――。それを実現するのもまた、量子技術です。特集「通信も量子」では、日米中が主導権争いを繰り広げる「量子通信」の勢力図や日本企業の動き、注目技術を全3回で解説しました。 通信だけでなく、量子技術の活用に関する話題が増えています。例えば、2026年6月に東京都内で開催された量子コンピューターの国際会議「Q2B 2026 Tokyo」では、製造
特集「月の一等地へ」まとめ読み 20兆円市場にスペースX
月面開発が夢ではなく、はっきりと現実味を帯びてきました。特集「月の一等地へ」では、月面基地を舞台に覇権争いを繰り広げる米国と中国の動向を解説しつつ、日本の商機を探りました。 全5回で展開した特集だけでなく、NIKKEI Tech Foresightでは月をはじめとする宇宙関連の記事を増やしています。月へ人や物資を運ぶロケットや、宇宙空間での構築が検討されているデータセンター、米SpaceX(スペ
核融合スターライトエンジン、国内実証へ 17自治体関心
核融合スタートアップのStarlight Engine(スターライトエンジン、東京・大田)は、2038年に核融合発電の実証を目指す。実証炉の開発に向けて60億6000万円を資金調達し、様々な技術実証を進めるほか、国内で建設地を選定する。同社は2040年代に核融合発電の商用化を実現するべく、民間主導の「FAST(ファスト)」プロジェクトを推進している。 実証炉の運転を2035年に開始 スターライト
月面定住に現実味、NASA「本格的な挑戦だ」 1万人都市も
月面の都市に暮らす、そんなSF作品を思わせる構想が実現へ動き出した。かつての月面探査は月への往復が主眼だったが、近年は資源採掘や火星探査への中継拠点構築へとシフトしている。英米の建築設計事務所のほか、鹿島や竹中工務店、ミサワホームなど日本の建設・住宅関連企業が研究開発に乗り出した。日本発の「1万人都市」構想も浮上している。 この記事の3つのポイント・月面は「探査する場」から「生活する場」へシフト・
なぜいま月面基地 米中競う20兆円市場、日本「層が厚い」
月を巡る宇宙開発が世界的な競争に発展してきた。かつては遠い未来の構想に思えた人類の月への長期滞在が、2030年代にも実現する。その主役が月面基地であり、けん引役が2026年6月12日に新規株式公開を果たした米SpaceX(スペースX)だ。日本企業にとっても、月面は先端技術を生かす新たな経済圏となる。 この記事の3つのポイント・人類の月面への長期滞在に向けた米中競争がにわかに活発化してきた・月の南極
省エネ志向の富岳NEXT、温水で冷やす 800Vは見送りか
理化学研究所は次世代スーパーコンピューター「富岳NEXT」で、CPU(中央演算処理装置)やGPU(画像処理半導体)を搭載するサーバーの冷却技術を刷新する。「富岳」に使った冷水ではなく、30℃を超える温水でサーバーを冷やす。冷凍機(チラー)を不要にし、冷却電力を富岳比で2割減らす。AI(人工知能)時代に求められる省エネ型の計算基盤構築を狙う。 この記事の3つのポイント・富岳NEXTは、消費電力を考慮
ラピダス 後工程の試作ライン稼働「夢の一貫生産へ前進」
Rapidus(ラピダス、東京・千代田)は半導体を最終製品に仕上げる後工程(パッケージ工程)の試作ラインを北海道千歳市で稼働させた。チップを製造する前工程との一気通貫での受託生産へ前進した。同市内のラピダス千歳工場では試作品の品質を評価する「解析センター」も開設した。 ラピダスは2026年4月11日、後工程開発拠点「RCS(Rapidus Chiplet Solutions)」と解析センターの開
北陸先端大など、テキストから建築画像生成 設計効率化
北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)などの研究グループは、テキストによる記述から正確な建築の外観(ファサード)画像を自動生成するAI(人工知能)システムを開発した。多段階生成と検索拡張生成(RAG)を組み合わせ、建物階数や窓配置などの構造を正確に反映する。設計初期の建物イメージを迅速に可視化でき、設計プロセスの効率化が期待される。 早稲田大学や中国・天津大学建築学院と共同で研究した。本研究で
原発・核融合、次世代エネルギーに追い風 2026年を読む
再稼働の議論やデータセンターの需要拡大などで見直し機運が高まっている原子力発電。「国家戦略技術」の1つに選ばれた核融合。次世代エネルギーに詳しい2人の専門記者と編集長が座談会形式で2026年を占った。2030年ごろを見据えた将来技術というつながりで、量子コンピューターについても議論した。 東電HDが初の原発再稼働へ 久米秀尚編集長(以下、久米) 2人は書籍「核エネルギー革命2030」を2024年
【特許】TOPPANHD、素材の見た目の印象を客観的に評価
「特許ウオッチ」では、NIKKEI Tech ForesightとPatentfieldが共同開発したアルゴリズムに基づいて、重要性が高いと考えられる特許出願を紹介します。対象は日本の特許出願です。アルゴリズムでは「技術の革新性」「出願人にとっての緊急性」「国際出願」「他者の関心」などを重視しています。リーガルステータスは掲載時点のものです。 〈概要〉デザイン評価システム、デザイン評価方法、及びプ