ヤマハ・チャピィ
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チャピィ(chappy) は、ヤマハ発動機が製造していたオートバイ(原動機付自転車)である。
概要
[編集]1973年6月発売。ジッピィ(LB50I)に続くレジャーモデル第2弾として、都会で暮らす女性をメインに、誰もが手軽に乗れるバイクとして開発された[1]。
エンジンは2ストローク単気筒で低・中速重視となっており、49cc、3.5psのチャピィ50(LB50II)と72cc、4.5psのチャピィ80(LB80II)の2種類がラインナップされた。
トランスミッションはオートマチックメイトと同様の機構を採用した2速オートマチックが搭載され、1974年2月にハンドクラッチ式ロータリー4速[2]、1976年3月に自動遠心クラッチ式ロータリー3速が追加された[3]。ブレーキ操作はオートマチック車が前後ともハンド式で、自動遠心クラッチを含むマニュアル車が前輪ハンド式、後輪フット式である。
1975年7月には燃料タンクが大型化、横開きシート、オーディオパイロット(ウインカーブザー)、オートマチック車にレッグシールドが採用され、チャピィ80はダブルシートの2人乗りに変更された[4]。
1979年11月には角型ヘッドライト、CDI点火方式、燃料計、レギュレーターが新たに採用された[5]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 「赤くて、小さくて、かわいい YAMAHA chappy」『ヤマハニュースNo.120』ヤマハ発動機株式会社、1973年6月1日
- ^ 「4段変速機つきのチャピィ50-II・H」『ヤマハニュースNo.128』ヤマハ発動機株式会社、1974年2月1日
- ^ 「さわやかチャピィに自動遠心クラッチ新発売」『ヤマハニュースNo.153』ヤマハ発動機株式会社、1976年3月1日
- ^ 「使いやすさを大きく増して新発売 NEWヤマハchappy」『ヤマハニュースNo.145』ヤマハ発動機株式会社、1975年7月1日
- ^ 「人気のチャピィがより使いやすく、より安全に新発売!」『ヤマハニュースNo.197』ヤマハ発動機株式会社、1979年11月1日