目次

  1. 「実名・顔写真」を悪用したChatworkでのなりすまし
  2. 被害を未然に防ぐためのチェックポイント
  3. 社外向けの注意喚起の文案
  4. もし不審なアカウントを承認してしまったら
  5. 経営者・役員は「コンタクト検索の対象外」を推奨

 kubellの公式サイトに掲載されている注意喚起によると、今回のなりすまし詐欺の最大の特徴は、実在する人物の氏名やプロフィール画像を無断で使用している点にあります。

 悪意のある第三者は、ターゲットとする企業のWebサイトやSNSから、代表者や役員の情報を収集します。そして、その情報を使ってChatwork上に偽のアカウントを作成し、社内スタッフや取引先に対してコンタクト申請を送っているとみられます。編集部には「会議中に緊急業務の手配が必要なため、ビジネス専用アカウントを追加いたします。詳細は後ほど新設する社内グループで別途ご連絡いたしますので、なる早で友達追加承認お願いします」という文言でコンタクト承認依頼が届きました。

編集部に寄せられたChatworkのコンタクト承認依頼

 一見すると、社内の上司や取引先の担当者本人に見えるため、利用者はコンタクト申請を承認してしまうおそれがあります。取材に応じた企業によると、社長の顔写真の入ったアカウントからコンタクト申請があり、承認ボタンを押すと「今、オフィスにいますか?」というメッセージが送られてきたといいます。在室している旨を返信すると「財務責任者をグループに追加してください」という追加メッセージがありました。

 kubellは「口座情報の提供や現金の振り込みを要求する、なりすまし詐欺が発生していることを確認いたしました」と説明しています。これらの要求に従うと、金銭的な被害だけでなく、個人情報の悪用や情報漏洩といった深刻な事態を招く恐れがあります。

 なりすましの実行者は「急ぎ」といった言葉を使い、被害者に冷静な判断をさせないように仕向けます。kubellは、被害を逢わないよう、コンタクト申請があった場合、「すでにコンタクトを承認済みのアカウント」が別に存在しないかを確認し、プロフィールの再確認をするよう呼び掛けています。

 社外向けに社長名でコンタクト申請している場合もあるので、以下の文書案をもとに注意喚起を出すことも検討しましょう。無料会員登録でダウンロードできます。

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