ndabibi
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キクユ語
[編集]異表記・別形
[編集]語源
[編集]Benson (1964) は マサイ語 ol-dabibi との関連性を考慮している[2]。
- IPA: /ndaβiːβi/
- 〔キアンブ方言〕
- 〔リムル方言〕湯川 (1981:101) によると孤立形は [ǹdàβììβí] であるが、後ろに ĩno〈この〉が続く場合は [ǹdàβííβì ènɔ́]、後ろに yakwa〈私の〉が続く場合は [ǹdàβííβì jáákòà]、後ろに nĩ がある場合は [ǹdàβííβì né]、前に nĩ がある場合は [né ńdàβììβí]、前に ti がある場合は [tì ńdáβíìβì] となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによってアクセントの変動が見られる[3]。なお、ti の高さについてはリムル方言と同じくキアンブ方言に属するナイロビ方言を調査した湯川 (1985:199) で高いと訂正されている[4]。湯川 (1981) では ndabiibi「茸の一」 として mwahũ、kĩohe、mũkĩndũ、njege、rĩĩtwa、kiumia、gĩcicio、icungwa、igongona などと同じアクセントの型に分類されている[3]。
名詞
[編集]ndabibi クラス9/10(複数: ndabibi)
上位語
[編集]参照
[編集]語義2:
脚注
[編集]- ↑ Terry, P.J. and R.W. Michieka (1987). Common weeds of East Africa/Magugu ya Afrika Mashariki, p. 122. Food and Agriculture Organization of the United Nations.
- ↑ 2.0 2.1 2.2 "ndabibi" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary, p. 288. Oxford: Clarendon Press.
- ↑ 3.0 3.1 湯川, 恭敏「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」『アジア・アフリカ言語文化研究』第22巻、1981年、 75-123頁。
- ↑ 湯川恭敏 (1985).「キクユ語名詞アクセント再論」 『アジア・アフリカ言語文化研究』29, 190-231.
- ↑ 5.0 5.1 Mugu, Muturi Anthony (2014). "Antonymy in Gĩkũyũ: a cognitive semantics approach," p. 32.
- ↑ Leakey, L. S. B. (1977). The Southern Kikuyu before 1903, v. II, p. lxvii. ISBN 0-12-439902-9