より

日本語

名詞1

より【寄り】

1. 集まること。集まり具合。
2. 取引所で、開始後の最初に行われる売買。寄り付き。
3. (相撲) 相撲で、相手のまわしを取って体を合わせ、そのまま押し出そうとすること。

名詞2

より【縒り、撚り】

1. 糸などをよること。ひねり。ねじり。

成句

• うでによりをかける
• よりをもどす

名詞3

より【選り、択り】

1. えらぶこと。よりわけること。

動詞

より【寄り、縒り、撚り、選り、択り】

1. よるの連用形。

成句

• よりによって

副詞

より【まれ:与り】

1. 一段と程度があがるさま。
   • 平易な計算問題を解き終えてから、より難しい設問に進むがよかろう。

翻訳

• 英語:even,more,

助詞

より【まれ:自・由・従】

1. 比較の基準を表す。
2. 他との比較・対照としてとりあげることを表す。
3. 限定を表す。
4. 動作・作用の起点を表す。
5. 原因・理由を表す。
6. 動作の移動・経由の場所を表す。
7. 動作の手段・方法を表す。
8. 動作・作用のあと、すぐに別の動作・作用が起こることをあらわす。

翻訳

• 英語:from,beginning
• 英語:than,over

接尾辞

より【寄り】

1. 方向や場所、意見、傾向などに近いことを表す。
   • 西寄りの風。反対寄りの意見。

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古典日本語

接尾辞

より【度】

1. 回数を数えるのに用いる助数詞。回、たび。
   • あけにけり影めづらしき増鏡ふたよりみよりねこそなかるれ（源信明『信明集』）