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福神駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福神駅
駅舎(左手後方に金剛山を望む)
ふくがみ
Fukugami
(花吉野ガーデンヒルズ前)
F49 薬水 (1.6 km)
(1.8 km) 大阿太 F51
地図
所在地 奈良県吉野郡大淀町薬水599-4
北緯34度23分43.3秒 東経135度45分0.67秒 / 北緯34.395361度 東経135.7501861度 / 34.395361; 135.7501861座標: 北緯34度23分43.3秒 東経135度45分0.67秒 / 北緯34.395361度 東経135.7501861度 / 34.395361; 135.7501861
駅番号  F50 
所属事業者 近畿日本鉄道(近鉄)
所属路線 F 吉野線
キロ程 12.8km(橿原神宮前起点)
大阪阿部野橋から52.5 km
電報略号 フカ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
1,374人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1924年大正13年)5月11日
備考 無人駅(自動券売機 有)[1]
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福神駅(ふくがみえき)は、奈良県吉野郡大淀町薬水にある、近畿日本鉄道(近鉄)吉野線。駅番号はF50

副駅名は、花吉野ガーデンヒルズ前

歴史

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駅構造

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2番線ホーム(2006年11月)

相対式2面2線の行違い可能駅。1999年に近鉄が福神駅周辺のニュータウン開発をするにあたり大幅な改装を行い、英国田園風のデザインの橋上駅舎に生まれ変わった[3]

駅舎は橋上部にあり、ホームへはエレベーターで連絡している。改札内コンコースと下りホームを結ぶエレベーターは、改札外コンコースと駅東側とを結ぶ機能を兼ねた「構内外共用型」と呼ばれる珍しいもので、当駅に設置されたものが日本初の事例である[3]トイレは改札内にあり、男女別の水洗式

下市口駅管理の無人駅で、自動改札機は導入されておらず、PiTaPaICOCAは専用の簡易改札機による対応となっている。特急券・定期券は自動券売機で購入可能[6][7][8]。2021年1月6日の駅無人化以降から2022年3月31日までの間、当駅の硬券入場券は下市口駅で発売していた。[9]

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 F 吉野線 下り 吉野方面[10]
2 上り 大阪阿部野橋方面[10]

当駅乗降人員

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近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[11]

  • 2023年11月7日:2,192人
  • 2022年11月8日:2,154人
  • 2021年11月9日:2,244人
  • 2018年11月13日:2,423人
  • 2015年11月10日:1,669人
  • 2012年11月13日:1,931人
  • 2010年11月9日:1,976人
  • 2008年11月18日:1,648人
  • 2005年11月8日:1,309人

利用状況

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  • 福神駅の利用状況の変遷は下表の通り。
    • 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す[12]。年度間の比較に適したデータである。
    • 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
    • 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(福神駅)
年 度 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 乗降人員調査結果
人/日
特 記 事 項
通勤定期 通学定期 定期外 合 計 調査日 調査結果
1954年(昭和29年) 15,450 ←←←← 24,061 39,511      
1955年(昭和30年) 17,310 ←←←← 33,371 50,681      
1956年(昭和31年) 19,680 ←←←← 30,437 50,117      
1957年(昭和32年) 18,780 ←←←← 34,129 52,909      
1958年(昭和33年) 20,400 ←←←← 27,003 47,403      
1959年(昭和34年) 24,360 ←←←← 21,843 46,203      
1960年(昭和35年) 22,830 ←←←← 21,881 44,711      
1961年(昭和36年) 24,360 ←←←← 21,796 46,156      
1962年(昭和37年) 31,800 ←←←← 21,209 53,009      
1963年(昭和38年) 34,170 ←←←← 17,907 52,077      
1964年(昭和39年) 32,850 ←←←← 17,356 50,206      
1965年(昭和40年) 32,610 ←←←← 17,316 49,926      
1966年(昭和41年) 34,860 ←←←← 16,909 51,769      
1967年(昭和42年) 38,670 ←←←← 14,863 53,533      
1968年(昭和43年) 31,620 ←←←← 16,282 47,902      
1969年(昭和44年) 30,420 ←←←← 15,838 46,258      
1970年(昭和45年) 29,070 ←←←← 15,127 44,197      
1971年(昭和46年) 25,530 ←←←← 13,934 39,464      
1972年(昭和47年) 30,630 ←←←← 11,630 42,260      
1973年(昭和48年) 26,460 ←←←← 11,684 38,144      
1974年(昭和49年) 27,450 ←←←← 15,185 42,635      
1975年(昭和50年) 27,120 ←←←← 12,481 39,601      
1976年(昭和51年) 25,920 ←←←← 9,710 35,630      
1977年(昭和52年) 26,190 ←←←← 10,442 36,632      
1978年(昭和53年) 23,400 ←←←← 9,638 33,238      
1979年(昭和54年) 23,460 ←←←← 9,642 33,102      
1980年(昭和55年) 26,910 ←←←← 9,100 36,010      
1981年(昭和56年) 29,100 ←←←← 8,730 37,830      
1982年(昭和57年) 26,220 ←←←← 7,837 34,057 11月16日 201  
1983年(昭和58年) 27,300 ←←←← 7,722 35,022 11月8日 197  
1984年(昭和59年) 24,240 ←←←← 7,989 32,229 11月6日 188  
1985年(昭和60年) 24,090 ←←←← 7,245 31,335 11月12日 166  
1986年(昭和61年) 24,000 ←←←← 7,557 31,557 11月11日 200  
1987年(昭和62年) 22,260 ←←←← 6,821 29,081 11月10日 164  
1988年(昭和63年) 22,200 ←←←← 6,283 28,483 11月8日 135  
1989年(平成元年) 22,110 ←←←← 6,659 28,769 11月14日 159  
1990年(平成2年) 21,990 ←←←← 7,290 29,280 11月6日 173  
1991年(平成3年) 21,630 ←←←← 6,755 28,385      
1992年(平成4年) 18,630 ←←←← 6,229 24,859 11月10日 145  
1993年(平成5年) 19,320 ←←←← 6,071 25,391      
1994年(平成6年) 20,370 ←←←← 5,868 26,238      
1995年(平成7年) 20,730 ←←←← 5,559 26,289 12月5日 139  
1996年(平成8年) 16,380 ←←←← 4,849 21,229      
1997年(平成9年) 15,960 ←←←← 4,216 20,176      
1998年(平成10年) 18,390 ←←←← 8,018 26,408      
1999年(平成11年) 48,960 ←←←← 31,010 79,970      
2000年(平成12年) 84,570 ←←←← 44,350 128,920      
2001年(平成13年) 109,530 ←←←← 53,670 163,200      
2002年(平成14年) 136,680 ←←←← 60,794 197,474      
2003年(平成15年) 162,510 ←←←← 64,328 226,838      
2004年(平成16年) 183,090 ←←←← 63,672 246,762      
2005年(平成17年) 196,440 ←←←← 66,032 262,472 11月8日 1,309  
2006年(平成18年) 201,750 ←←←← 64,458 266,208      
2007年(平成19年) 252,420 ←←←← 69,623 322,043      
2008年(平成20年) 278,820 ←←←← 68,715 347,535 11月18日 1,648  
2009年(平成21年) 295,320 ←←←← 70,105 365,425      
2010年(平成22年) 314,580 ←←←← 71,451 386,031 11月9日 1,976  
2011年(平成23年) 328,800 ←←←← 70,188 398,988      
2012年(平成24年) 331,950 ←←←← 70,084 402,034 11月13日 1,931  
2013年(平成25年) 351,690 ←←←← 74,156 425,846  
2014年(平成26年) 340,170 ←←←← 75,446 415,616  
2015年(平成27年) 363,840 ←←←← 80,707 444,547 11月10日 1,669  
2016年(平成28年) 406,050 ←←←← 96,697 502,747  
2017年(平成29年) 400,140 ←←←← 100,649 500,789  
2018年(平成30年) 412,410 ←←←← 98,090 510,500 11月13日 2,423  
2019年(令和元年) 406,110 ←←←← 96,937 503,047  
2020年(令和2年)   ←←←←          
2021年(令和3年)   ←←←←     11月9日 2,244  
2022年(平成4年)   ←←←←     11月8日 2,154  
2023年(平成5年)   ←←←←     11月7日 2,192  

駅周辺

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  • 花吉野住宅地(花吉野ガーデンヒルズ)
    • 近鉄ふぁーむ花吉野 
  • 福神中央公園
  • 花吉野カンツリー倶楽部
  • 大阿太観光梨園(秋期のみ梨園へ臨時バスが運行される)
  • 薬水八幡神社(駅名由来の神社)
  • 南奈良総合医療センター
  • 薬水簡易郵便局
  • 南和病院

バス路線

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奈良交通
  • 広域通院ライン
  • 南部地域連携コミュニティバス(R169ゆうゆうバス)
    • 下桑原 行
よどりバス(大淀町)
よどりタクシー(大淀町)
  • 町西部の集落と当駅を結ぶ。利用は登録済みの大淀町住民に限られる。
五條市コミュニティバス

その他

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  • 第2回近畿の駅百選選定駅。
  • 縁起のいい駅名であることから、正月には台紙付きの新春記念入場券や、同じ近鉄の大阪線大福駅との入場券セットが発売されている。また、2014年1月9日から雪見だいふく3月のライオンの宣伝の一環として1314枚(製作数2014枚)という枚数限定で『ふくふくふくふく 至福の乗車券』が販売された[13][14]
  • 1999年、駅西側の花吉野住宅地が売り出されるのに伴い、住宅地の町名が当駅の駅名にちなみ「大淀町福神」と変更された。

隣の駅

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近畿日本鉄道
F 吉野線
急行・準急・普通
薬水駅 (F49) - 福神駅 (F50) - 大阿太駅 (F51)

脚注

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  1. ^ 近鉄吉野線の4駅無人化 来月6日から、他駅の係員が巡回”. 毎日新聞社 (2020年12月22日). 2020年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月10日閲覧。
  2. ^ a b c d 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 3号 近畿日本鉄道 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月29日、26-27頁。ISBN 978-4-02-340133-4 
  3. ^ a b c 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、454頁。全国書誌番号:21906373 
  4. ^ 平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります』(pdf)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2007年1月30日http://www.kintetsu.jp/news/files/iccard20070130.pdf2016年3月6日閲覧 
  5. ^ 近鉄吉野線の4駅無人化 来月6日から、他駅の係員が巡回”. 毎日新聞社 (2020年12月22日). 2020年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月10日閲覧。
  6. ^ 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.70 - p.87
  7. ^ 特急券発売駅一覧(2021年1月6日現在)”. 近畿日本鉄道 (2021年1月6日). 2021年1月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月10日閲覧。
  8. ^ 定期券発売駅一覧(2021年1月6日現在)”. 近畿日本鉄道 (2021年1月6日). 2021年1月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月10日閲覧。
  9. ^ 「硬券入場券」「ご当地入場券」発売駅の変更について” (pdf). 近畿日本鉄道 (2020年12月29日). 2020年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月10日閲覧。
  10. ^ a b 駅の情報|福神”. 近畿日本鉄道. 2021年6月21日閲覧。
  11. ^ 駅別乗降人員 吉野線 - 近畿日本鉄道
  12. ^ 奈良県統計年鑑
  13. ^ ふくふくふくふく 至福の乗車券”. 近畿日本鉄道. 2014年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月6日閲覧。
  14. ^ 近鉄&ロッテコラボ、今度は「大福駅」を七福神でジャック おたくま経済新聞 2014年1月15日

関連項目

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外部リンク

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