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バッド・ボーイ (ラリー・ウィリアムズの曲)

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ラリー・ウィリアムズ (歌手) > バッド・ボーイ (ラリー・ウィリアムズの曲)
ビートルズ > 曲名リスト > バッド・ボーイ (ラリー・ウィリアムズの曲)
「バッド・ボーイ」
ラリー・ウィリアムズシングル
B面 シー・セッド・イェー
リリース
規格 7インチシングル
録音
ジャンル R&B
時間
レーベル スペシャルティ・レコード
作詞・作曲 ラリー・ウィリアムズ
プロデュース アート・ループ英語版
ラリー・ウィリアムズ シングル 年表
  • アイ・ワズ・ア・フール
  • (1958年)
  • バッド・ボーイ
  • (1958年)
  • スティール・ア・リトル・キス
  • (1959年)
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バッド・ボーイ」(Bad Boy)は、ラリー・ウィリアムズの楽曲である。1958年にスペシャルティ・レコードからシングル盤として発売されたが、Billboard Hot 100をはじめとしたシングルチャートにランクインすることはなかった。しかし、音楽評論家のスティーヴン・トマス・アールワインは、「正真正銘のロックンロール・クラシックとなった」作品の1つとして本作を挙げている[3]。発売後、ビートルズによってカバーされた。

背景・曲の構成

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ウィリアムズは、新たなロックンロール・サウンドに自身のスタイルを適応させた初期のR&Bミュージシャンの1人となっている。歌詞には10代の完成が反映されており、音楽評論家のリッチー・アンターバーガー英語版は本作における「バッド・ボーイ」について「教室でトラブルを起こしたり、少女の髪にチューインガムをくっつけたり、読み書きを学ぶ為に学校へ行きたがらないような本物の不良少年」と説明している[4]

アンターバーガーは、本作の音楽性について「エネルギッシュな初期のロックンロールではあるものの、どちらかというとオーソドックスなもので、ウィリアムズがよくやっていたように、よりポップなリトル・リチャードのようなサウンド。しかし、彼はこの曲よくある一般的な初期のロックンロール・ナンバーよりも効果的なものにした」と評し、最も印象的な点として「『Now junior, behave yourself!』というファルセットでの命令」を挙げている[4]

音楽ライターのジーン・スクラッティ英語版は、本作のバックアップ・ボーカルについて、ザ・コースターズの「チャーリー・ブラウン英語版」やエヴァリー・ブラザースの「バード・ドッグ英語版」との類似性を指摘している[2]

クレジット(ラリー・ウィリアムズ版)

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※出典[2]

ビートルズによるカバー

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バッド・ボーイ
ビートルズ楽曲
英語名Bad Boy
リリース
録音
ジャンルロックンロール
時間2分21秒
レーベル
作詞者ラリー・ウィリアムズ
作曲者ラリー・ウィリアムズ
プロデュースジョージ・マーティン
パスト・マスターズ Vol.1 収録曲
シーズ・ア・ウーマン
(15)
バッド・ボーイ
(16)
イエス・イット・イズ
(17)

キャピトル・レコードは、1964年12月を最後にビートルズのアルバムが発売されていないことから、新作を発売する必要があると判断した[5]。しかし、この時点でストックとなる楽曲は、『ビートルズ・フォー・セール』で残った6曲[注釈 1]と、2月のセッションで録音されたものの映画では未使用となった3曲[注釈 2]のみであり、アルバムとして発売するには収録曲が不十分であった[5]

キャピトル・レコードから新曲の提出を要求されたビートルズは、1965年5月10日にEMIレコーディング・スタジオでセッションを行なった[5]。しかし、セッション時点で新曲の準備ができていなかったことから、古いレパートリーから本作と同じくウィリアムズの楽曲「ディジー・ミス・リジー」を選曲[6]。「ディジー・ミス・リジー」のバッキング・トラックを2テイク録音したのち、本作を4テイク録音した。両曲ともジョン・レノンリード・ボーカルジョージ・ハリスンリードギターリンゴ・スターパーカッション[注釈 3]ポール・マッカートニーエレクトリックピアノオーバー・ダビングされている[6]。同日のうちに両曲のモノラル・ミックスとステレオ・ミックスが作成され、翌日テープがカリフォルニアに送られた[5]。両曲ともアメリカで発売された『ビートルズ VI』に収録された[6]。イギリスでは、「ディジー・ミス・リジー」はアルバム『ヘルプ!』に、本作は1966年12月に発売されたコンピレーション・アルバムオールディーズ』に収録された[7][6]。CD作品では、1988年に発売された『パスト・マスターズ Vol.1』で初収録となった[6]

スウェーデンでは、EP盤として発売され、本作のほかに「ノルウェーの森」、「君はいずこへ」、「イン・マイ・ライフ」が収録された。同EP盤は1966年12月にKvällstoppenチャートで最高位7位、Tio i toppチャートで最高位5位を獲得した[8][9]

クレジット(ビートルズ版)

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※出典[10]

脚注

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注釈

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  1. ^ このうち「エイト・デイズ・ア・ウィーク」と「パーティーはそのままに」の2曲は、シングル盤として発売されていた[5]
  2. ^ このうち「イエス・イット・イズ」は、シングル盤『涙の乗車券』のB面に収録されていた[5]
  3. ^ 本作ではタンバリン、「ディジー・ミス・リジー」ではカウベルを使用[6]

出典

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  1. ^ Birnbaum 2013, p. 128.
  2. ^ a b c Sculatti 1989, pp. 2, 7.
  3. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Larry Williams | Biography & History”. AllMusic. RhythmOne. 2021年5月26日閲覧。
  4. ^ a b Unterberger.
  5. ^ a b c d e f Winn 2008, p. 318.
  6. ^ a b c d e f Winn 2008, p. 319.
  7. ^ Miles 2009.
  8. ^ Hallberg, Eric (1993). Eric Hallberg presenterar Kvällstoppen i P 3: Sveriges radios topplista över veckans 20 mest sålda skivor 10. 7. 1962 - 19. 8. 1975. Drift Musik. ISBN 978-9163021404 
  9. ^ Hallberg, Eric; Henningsson, Ulf (1998). Eric Hallberg, Ulf Henningsson presenterar Tio i topp med de utslagna på försök: 1961 - 74. Premium. ISBN 919727125X 
  10. ^ MacDonald 2007, p. 155.

参考文献

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外部リンク

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