「自分のため」が「相手のため」になる。心が疲れやすい人が今日から簡単にできる3つのセルフケア

 「自分のため」が「相手のため」になる。心が疲れやすい人が今日から簡単にできる3つのセルフケア
Mami Nagataa
永田舞美
永田舞美
2025-03-14

忙しい毎日の中で、「なんだか心が疲れやすい」と感じることはありませんか? アーユルヴェーダでは、心が疲れやすい状態はヴァータエネルギーの高まりと深く関係していると考えます。今回は、アーユルヴェーダの観点から、心が疲れやすい人が意識していきたいセルフケアについてお話ししていきます。

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アーユルヴェーダから見る「心の疲れ」

アーユルヴェーダでは、私たちの体や心は3つの要素(生命エネルギー)から構成されていると考えられており、心が疲れやすいと感じる人は、ヴァータエネルギーに影響を受けやすいことが特徴的です。ヴァータとは、「風」の性質を持ち、体や心に「動き」を与えると考えられています。心が疲れやすいと感じる人は、日々を過ごす中で、ついヴァータが高まる原因を作っている可能性があります。

これらが当てはまることはありますか?

・動きすぎてしまう(忙しすぎる)
・予定を詰め込みすぎる
・考えすぎる
・頑張りすぎる

もし、何か当てはまるものがあれば、不安や焦りを感じやすくなり、些細なことでも気持ちが揺れ動く原因かもしれません。
自分のエネルギーを必要以上に使いすぎてしまうことから、心に慢性的な疲労感を抱えやすくなり、心が枯渇し、満たされないという「心の乾燥」を感じやすくなります。さらに、他人の言葉に敏感になり、いつも以上に影響を受けやすくなることも。こうした状態が続くと、自分の中心軸を見失い、心が疲れやすく、不安定になりやすくなってしまうのです。

身体も乾燥気味に?

アーユルヴェーダでは、心と体はつながっていると考えています。ヴァータが高まることで生まれる心の乾燥は、実は身体の乾燥も引き起こしてしまうのです。
例えば、「肌が乾燥しやすくなる」「便秘になりやすくなる」「寝つきが悪くなる」など。これらの症状がある場合は、ヴァータの乱れによる心の疲れが影響しているかもしれません。

心の疲れを癒すセルフケア

心が疲れやすい人にとって大切なのは、「自分を満たしてあげる」ことです。 アーユルヴェーダでは、ヴァータの乱れを整えるために「温める」「落ち着かせる」「潤いを与える」ことをおすすめしています。忙しい日々の中でも取り入れられるものをご紹介しますので、ぜひ自分のためにセルフケアを実践してみてください。

1. オイルケアで自分を癒す

ヴァータの性質は「乾燥」「冷え」「動き」があることが特徴です。そのため、温かくて潤いがあり、しっとりさせてくれるものを取り入れることがポイントです。その特効薬がオイルケア。全身にセサミオイルを塗ってあげることで心が満たされていきます。ただ、日々の仕事や家事、育児を過ごす中で、「何もしたくない…」と感じることもあるかもしれません。 そんなときは、温めたセサミオイルを耳に塗るだけでも、心が落ち着きますよ。

【おすすめのオイルケア】
・耳のケア(簡単にできるセルフケアとして特におすすめ)
・3点マッサージ(頭・耳・足裏)
・手にオイルを塗るだけでもOK(手のひらを温めるだけでも落ち着きます)

 

2. 深呼吸をする

ヴァータが高まると、呼吸が浅くなりがちです。 意識的に深い呼吸を取り入れることで、心を落ち着けることができます。

【おすすめの方法】
①暖かい場所で座る(冷えを防ぐ)
②鼻から深く吸って、口からゆっくり吐く 
③3~5分間続ける

呼吸を深めることで、副交感神経が働き、リラックスした状態に導かれるとされています。

3. 自分を認める習慣をつくる

心が疲れやすい人にとって、最も大切なのは「今の自分を受け入れること」です。つい、自分ができなかったことに意識が向いていないですか?一日の終わりに、「今日の自分を褒める」という時間を作ってみてください。私たちは、毎日を”今日の自分ができるベストを尽くして”過ごしています。その自分を受け止め、認めてあげられるのは自分だけです。一日の終わりに自分に「ありがとう」の気持ちを持つことで、心が満たされていきます。

心が疲れやすい人こそ、「自分のための時間を大切にすることが、周りのためにもなる」ということを忘れないでください。
ぜひ今日から、少しずつセルフケアを取り入れてみてくださいね。 あなたの心が穏やかで満たされますように。

 

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