JR西日本、大阪万博中に周遊観光列車 はなあかり・銀河

JR西日本は15日、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)期間中に運行する観光列車プランを発表した。「はなあかり」が大阪から尾道や敦賀へ運行するほか、「ウエストエクスプレス銀河」が山陰、山陽、紀南を走る。国内外から大阪に観光客が集まるのを機に西日本の周遊観光につなげ、オーバーツーリズム(観光公害)解消もめざす。
はなあかりは4月5日から6月29日の土日に大阪―尾道間で運行する。瀬戸内海沿岸での1泊2日の観光利用を想定する。4月には瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)も開幕することから、万博と瀬戸芸を合わせた周遊も楽しんでもらうねらいだ。
はなあかりは24年10月に運行を始めた、全席がグリーン席以上からなる高級観光列車。大阪―尾道間の大人1人の運賃・料金は1万1120円か1万3320円で、車内で地元食材・産品によるサービスを提供する。
25年7月から9月には大阪―敦賀間でも運行し、敦賀駅で接続する北陸新幹線の利用も含めた北陸周遊を想定する。
ウエストエクスプレス銀河はまず3月21日から5月28日まで、京都―出雲市間を夜行列車として運行する。6〜8月には京都―下関間の山陽コース、8〜10月には京都―新宮間の紀南コースも運行する。
JR西では万博に訪れる観光客を中心に、もう一つの来訪先を加えた「プラスワントリップ」の提案を進める。1月31日には専用サイトを公開するほか、JTBやJR西グループ会社の日本旅行を通じて商品企画も進める。

2025年国際博覧会(大阪・関西万博)は2025年4月13日から10月13日まで大阪市此花区の夢洲(ゆめしま)で開催されます。公式キャラクターは「ミャクミャク」。パビリオンの解説やアクセス方法のほか、イベントや参加国・地元の動きなど最新ニュースを豊富な写真や動画でお伝えします。