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京大発シンビオーブ、出光などから8億円 細菌で脱炭素

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京都大学発スタートアップのシンビオーブ(京都市)は12日、第三者割当増資で8億円を調達したと発表した。ベンチャーキャピタル(VC)の環境エネルギー投資(東京・品川)や出光興産が増資を引き受けた。シンビオーブは細菌を使って二酸化炭素(CO2)を吸収するシステムを開発しており、大型実証施設の建設などに資金を振り向ける。

シンビオーブは光合成する海洋微生物「紅色光合成細菌」を使って工場などの排ガスに含まれているCO2や窒素を吸収させる技術を研究してきた。海水が循環するチューブ内で太陽光とCO2などで細菌を培養する仕組みだ。

これまで細菌の培養に至る一連の工程をシステム化した小型プラントを京大内に設置して効果を検証してきた。今回の資金を生かして数十倍の規模のプラントを建てる。新プラントは山口県内にある出光興産グループの拠点に置き、25年の稼働を目指す。

シンビオーブの伊藤宏次社長は「大規模なプラントを使って実用性を確認することで、商用化に大きく近づく」と述べた。培養した細菌は肥料や養殖魚のエサなどに有効活用する。研究者を含めて10人強いる従業員の数も増やしていく方針だ。

シンビオーブは、島津製作所、京都大学イノベーションキャピタル(京都市)、京都フィナンシャルグループ傘下の京都キャピタルパートナーズ(京都市)なども出資している。

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