トランプ氏完勝の深刻度 世界で「エゴノミー」に傾く民意
論説委員長 菅野 幹雄
「米国第一」を連呼し対決者への憎悪をむき出しにしたトランプ前大統領が、激戦州を総なめにして米大統領選を制した。民主主義の破壊を防ぐと訴えたハリス副大統領ら民主党は粛々と結果を受け入れ、選挙後の混乱は起こらなかった。驚きのない「完勝」に、民意の劇的な移ろいという不気味な余韻が伴う。
トランプ氏勝利の一報から数時間で起きたドイツの3党連立政権の崩壊劇。日本の石破茂政権が衆院選で喫した少数与党への転落...
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