小松マテーレ、スポーツ衣料会社を買収 消費者向け強化
小松マテーレは7日、スポーツ衣料加工を手掛けるエヌエスケーエコーマーク(東京・新宿)を完全子会社化すると発表した。スポーツ用のシャツなどBtoC(消費者向け)製品を強化する。株式譲渡の実行日は12日を予定し、取得額は非公表としている。
エヌエスケーエコーマークはスポーツ衣料の刺しゅうや縫製などに強みを持ち、2023年12月期の売上高は8億5800万円だった。小松マテーレはBtoB(法人向け)製品のほか、自社の素材を生かしたバッグなどBtoC製品も取り扱う。子会社化によりユニホームや競技用シャツなど一般向け商品を拡大したい狙いだ。
同日、25年3月期通期の連結純利益が前期比41%増の26億円となる見通しだと発表した。従来予想から1億5000万円上方修正した。国内向けファッションや中東の民族衣装「トーブ」などが好調に推移するほか、投資有価証券売却益の計上も寄与した。
24年4〜12月期の連結決算は、売上高が前年同期比9%増の295億円、純利益が83%増の26億円だった。
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