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第11旅団 (陸上自衛隊)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第11旅団
創設 2008年平成20年)3月26日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 陸上自衛隊
部隊編制単位 旅団
兵種/任務 機動旅団
人員 約3,900名
所在地 北海道 札幌市
編成地 真駒内
愛称 士魂旅団
上級単位 北部方面隊
担当地域 道央道南
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第11旅団(だいじゅういちりょだん、JGSDF 11th Brigade)は、陸上自衛隊旅団のひとつ。北部方面隊直轄にあり、司令部北海道札幌市真駒内駐屯地に置く。

概要

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1個即応機動連隊、2個普通科連隊(軽)基幹であり、北海道道央道南防衛・警備、災害派遣を任務とするほか、国際貢献活動、民生協力(さっぽろ雪まつりの雪像製作支援等[1])を行っている。

沿革

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  • 2007年(平成19年)6月8日:第11師団を廃止して、新たに第11旅団を置くための自衛隊法等の改正が公布される(平成19年法律第80号)。
  • 2008年(平成20年)3月26日:第11師団から第11旅団(総合近代化旅団タイプ)に改編。
  • 2011年(平成23年)4月22日:司令部付隊第11化学防護隊[2]を改編し、同日付で司令部付隊第11特殊武器防護隊が編成完結。福島県郡山市にて除染活動に従事。
  • 2012年(平成24年)6月23日:自衛隊南スーダン派遣の2次隊要員として、第11旅団の隊員約110人が、南スーダン首都ジュバに入った。インフラ整備などに従事する[3]
  • 2013年(平成25年)3月26日:第11特殊武器防護隊が司令部付隊より独立新編。
  • 2014年(平成26年)3月26日:第11戦車大隊及び第11後方支援隊の一部が真駒内駐屯地から北恵庭駐屯地へ移駐[4]
  • 2019年(平成31年)3月26日:機動旅団に改編。
  1. 第10普通科連隊、第11戦車大隊、第11高射特科中隊の一部を統合し、第10即応機動連隊を新編。
  2. 第11戦車大隊を第11戦車隊に改編。
  3. 第11高射特科中隊を第11高射特科隊に改編。
  4. 第11後方支援隊の整備部隊改編。
2020年頃の主要編成
第10即応機動連隊、第18・第28普通科連隊、第11戦車隊、第11特科隊、第11高射特科隊

編成・駐屯地

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1個即応機動連隊・2個普通科連隊基幹。機動旅団化されたが、野戦特科(火砲)部隊と戦車部隊は廃止されず引き続き編成されている。

編成
駐屯地

司令部

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主要幹部

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官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
第11旅団長 陸将補 足立吉樹 2024年03月28日 防衛研究所副所長
副旅団長
兼 真駒内駐屯地司令
1等陸佐 山﨑誠一 2023年03月13日 第14旅団司令部幕僚長
幕僚長 1等陸佐 本多健二 2024年03月18日 第4施設群
座間駐屯地司令
歴代の第11旅団長(陸将補(一))
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
01 伊藤隆 2008.3.26 - 2009.7.21 防大19期 北部方面総監部幕僚副長 退職
02 松川史郎[7] 2009.7.21 - 2010.12.1 防大20期 陸上自衛隊富士学校副校長
03 吉田明生 2010.12.1 - 2012.3.30 防大21期 東北方面総監部幕僚長
04 有吉登聖 2012.3.30 - 2014.8.5 防大24期 陸上自衛隊富士学校普通科部長
05 渡部博幸 2014.8.5 - 2015.8.3 生徒19期・
国学院大学[8]
陸上自衛隊富士学校長
富士駐屯地司令
06 甲斐芳樹 2015.8.4 - 2017.7.31 防大28期 陸上幕僚監部法務官 第10師団
07 竹本竜司[9] 2017.8.1 - 2018.7.31 生徒26期・
防大31期
陸上幕僚監部人事教育部長 第1師団
08 亀山慎二 2018.8.1 - 2020.3.17 防大31期 中央情報隊
陸上総隊司令部情報部長
第9師団
09 酒井秀典 2020.3.18 - 2021.3.25 防大33期 第1ヘリコプター団
木更津駐屯地司令
中部方面総監部幕僚長
伊丹駐屯地司令
10 宮本久德 2021.3.26 - 2022.7.31 防大33期 陸上自衛隊高射学校
下志津駐屯地司令
退職
11 青木伸一 2022.8.1 - 2023.4.20 防大32期 陸上自衛隊富士学校副校長
兼 諸職種協同センター長
第8師団
(陸将昇任)
12 富崎隆志 2023.4.21 - 2024.3.27 生徒29期・
法政大学[10]
陸上自衛隊高等工科学校
武山駐屯地司令
東部方面総監部幕僚長
朝霞駐屯地司令
13 足立吉樹 2024.3.28 - 防大36期 防衛研究所副所長

警備地区

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改編・廃止部隊

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  • 第11旅団司令部付隊第11化学防護隊:2011年(平成23年)4月21日廃止。第11特殊武器防護隊に改編。
  • 第10普通科連隊:2019年(平成31年)3月25日廃止。第10即応機動連隊に改編。
  • 第11戦車大隊:2019年(平成31年)3月25日廃止。第11戦車隊に改編。
  • 第11高射特科中隊:2019年(平成31年)3月25日廃止。第11高射特科隊に改編。

脚注

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  1. ^ 2006年から真駒内会場の提供が中止されているが、雪輸送等の支援は引き続き行っている。
  2. ^ 編成は乙編成
  3. ^ “陸自2次隊ジュバ入り完了 南スーダンPKO”. 産経新聞. (2012年6月23日). https://web.archive.org/web/20120623162309/http://sankei.jp.msn.com/world/news/120623/mds12062321480004-n1.htm 
  4. ^ 陸自北恵庭駐屯地に第11戦車大隊移駐 戦車群は廃止”. 苫小牧民報 (2014年3月27日). 2017年10月15日閲覧。
  5. ^ “陸上自衛隊第11旅団 「第11情報隊」を新設”. 産経新聞. (2023年3月16日). https://www.sankei.com/article/20230316-PF2WIGNLXFJE7BBH3S36ODXHYQ/ 2023年3月16日閲覧。 
  6. ^ 陸上自衛隊 第11旅団【公式】 [@11b_na_jgsdf] (2023年3月17日). "令和5年3月16日(木)第11情報隊の新編に伴い、編成完結式を行いました。". X(旧Twitter)より2023年3月17日閲覧
  7. ^ 2013年7月、公職選挙法違反容疑で逮捕
  8. ^ 昭和56年卒(防大25期相当)
  9. ^ 博士(工学)(筑波大学大学院)
  10. ^ 防大37期相当
  11. ^ 第18普通科連隊”. 陸上自衛隊第11旅団. 2024年3月14日閲覧。
  12. ^ 令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。
  13. ^ 隊区”. 2020年7月16日閲覧。
  14. ^ 平成30年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 114-116. 2019年1月20日閲覧。
  15. ^ 平成30年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 114-116. 2019年1月20日閲覧。

外部リンク

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