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潮木守一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
潮木 守一
人物情報
生誕 (1934-11-11) 1934年11月11日
日本の旗 日本神奈川県横須賀市
死没 (2023-02-26) 2023年2月26日(88歳没)
出身校 東京大学
学問
研究分野 社会学(教育社会学)
研究機関 東京学芸大学名古屋大学武蔵野女子大学桜美林大学
学位 教育学博士
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潮木 守一(うしおぎ もりかず、1934年11月11日 - 2023年2月26日[1])は、日本教育社会学者。専門は、教育開発論・教育社会学名古屋大学名誉教授[2]桜美林大学招聘教授。元日本教育社会学会会長。牧野巽の教え子[3]瑞宝中綬章受章。

経歴

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1934年、神奈川県横須賀市生まれ。1957年東京大学教育学部教育学科を卒業。1975年、東京大学学位論文を提出して教育学博士の学位を取得[4]2023年2月26日急性心筋梗塞のため死去、88歳没[1]

中央教育審議会委員、国民生活審議会委員、日本学術会議会員、ユネスコ国内委員会委員などを務めた。

職歴

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社会的活動

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国立大学法人山梨大学経営協議会委員

受賞・栄典

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著書

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単著

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  • 『近代大学の形成と変容 一九世紀ドイツ大学の社会的構造』  東京大学出版会 1973年
  • 学歴社会の転換』 東京大学出版会[UP選書]、1978年
  • 『教育学大全集』<大学と社会6>第一法規出版、1982年
  • 京都帝国大学の挑戦-帝国大学史のひとこま』名古屋大学出版会、1984年、講談社学術文庫、1997年
  • 『教育需要の将来展望』福村出版、1985年
  • 『キャンパスの生態誌-大学とは何だろう-』中公新書、1986年
  • 『ドイツ 大学への旅』リクルート、1986年
  • 『アメリカの大学』講談社学術文庫、1993年
  • 『ドイツ近代科学を支えた官僚-影の文部大臣アルトホーフ』中公新書、1993年
  • 『世界の大学危機-新しい大学像を求めて』中公新書、2004年
  • 『大学再生への具体像』東信堂、2006年
  • 『いくさの響きを聞きながら 横須賀そしてベルリン』東信堂、2008年
  • フンボルト理念の終焉? ―現代大学の新次元』 東信堂、2008年
  • 『職業としての大学教授』中央公論新社[中公叢書]、2009年
  • 『転換期を読み解く 時評・書評集』東信堂、2009年 

共編著

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  • 現代教育講座10 高学歴社会の教育 社会はどう変わる、そして教育は(新堀通也共編著、第一法規出版 1975)
  • 『現代教育学講座』<現代社会の教育政策5>(田村栄一郎共編著、東京大学出版会 1976)
  • 『学歴効用論-学歴社会から学力社会へ-』(麻生誠共編、有斐閣(有斐閣選書) 1977)
  • 『ヨーロッパ・アメリカ・日本の教育風土』(麻生誠共編、有斐閣(有斐閣選書) 1978)
  • 『現代に生きる―人間は自らを管理できるか』(北川隆吉他著、名古屋大学出版会 1985)
  • 『ベトナムにおける初等教育の普遍化政策』(編著、明石書店 2008.2)

訳著

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  • ベルンハルト・メラー『分析的授業モデル』三枝孝弘,多田俊文共訳 明治図書出版 1971
  • ジョゼフ.ベン.デイヴィッド『科学の社会学』天野郁夫共訳(至誠堂、1974年)
  • J.カラベル、A.H.ハルゼー編『教育と社会変動-教育社会学のパラダイム展開』共編訳(東京大学出版会、1980年)
  • バートン・クラーク編著『大学院教育の研究』監訳、東信堂、1999年)
  • A.H. ハルゼー『イギリス社会学の勃興と凋落――科学と文学のはざまで』世織書房、2011年

脚注

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  1. ^ a b 中日新聞 2023年4月11日、11版、26面。
  2. ^ a b 平成25年秋の叙勲受章者決まる<名大トピックス No.247>” (PDF). 名古屋大学広報室. p. 10 (2013年12月16日). 2023年3月31日閲覧。
  3. ^ 竹内洋『革新幻想の戦後史』中央公論新社、2011年。ISBN 9784120043000 p153
  4. ^ 論文博士
  5. ^ 平成25年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 3 (2013年11月). 2015年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月8日閲覧。