中華人民共和国全国重点文物保護単位
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全国重点文物保護単位(ぜんこくじゅうてんぶんぶつほごたんい、中国語:全国重点文物保护单位)は、中華人民共和国の文化遺産保護制度の一つ。中華人民共和国国務院が制定した文化遺産保護制度のうち、国家級の文化遺産に対して制定される名称。現在5,058件がリストされている。1961年より八次にわたって公布されている。
統計
[編集]2019年10月に第八次の認定を発表。現在、合計で5,058件の全国重点文物保護単位が登録されている。
次 | 公布日 | 追加数 | 合併数[注 1] | 出典 |
---|---|---|---|---|
第一次 | 1961年3月4日 | 180 | [1] | |
1964年10月26日 | [注 2] | −1[2] | ||
1981年10月16日 | [注 2] | 1[3] | ||
第二次 | 1982年2月23日 | 62 | [4] | |
第三次 | 1988年1月13日 | 258 | [5] | |
第四次 | 1996年11月20日 | 250 | 12 | [6] |
第五次 | 2001年6月25日 | [注 3]) | 518 (-123 | [7] |
第五次 増補a | 2002年11月22日 | 1 | [8] | |
第五次 増補b | 2003年3月2日 | 1 | [9] | |
第五次 増補c | 2003年4月3日 | 1 | [10] | |
第六次 | 2006年5月25日 | 1,080 | 106 | [11] |
第六次 増補a | 2009年8月20日 | 1 | [12] | |
第七次 | 2013年3月5日 | [注 4]) | 1,943 (+147 | [13][14] |
第七次 増補a | 2014年4月25日 | 1 | [15] | |
第八次 | 2019年10月7日 | 762 | 50 | |
合計 | 5,058 |
種別
[編集]中国の文化遺産保護制度は、主に次の4項目から成り立っている。
- 文物保護単位
- 国家レベル、省レベル、市レベル、県レベルの四段階があり、特に国家レベルのものを「全国重点文物保護単位」と称する。
- 歴史文化都市
- 国家レベル、省レベルの二段階があり、特に国家レベルのものを「国家歴史文化名城」と称する。
- 歴史文化地区
- 国家レベル、省レベルの二段階があり、特に国家レベルのものを「中国歴史文化名鎮」および「中国歴史文化名村」と称する。
- 風景名勝区
- 国家レベル、省レベルの二段階があり、特に国家レベルのものを「国家級風景名勝区(国家重点風景名勝区)」と称する。
脚注
[編集]- ^ “国務院関於公布第一批全国重点文物保護単位名単的通知”. 中華人民共和国国務院 (1961年3月4日). 2012年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月12日閲覧。
- ^ “国務院関於撤銷“太平天国忠王府”為全国重点文物保護単位問題給文化部的批覆”. 中華人民共和国国務院 (1964年10月26日). 2013年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月12日閲覧。
- ^ “国務院核准恢復蘇州太平天国忠王府為全国重点文物保護単位”. 中華人民共和国国務院 (1981年10月16日). 2012年11月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月12日閲覧。
- ^ “国務院関於公布第二批全国重点文物保護単位名単的通知”. 中華人民共和国国務院 (1982年2月23日). 2012年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月12日閲覧。
- ^ “国務院関於公布第三批全国重点文物保護単位名単的通知”. 中華人民共和国国務院 (1988年1月13日). 2012年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月12日閲覧。
- ^ “国務院関於公布第四批全国重点文物保護単位名単的通知”. 中華人民共和国国務院 (1996年11月20日). 2012年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月12日閲覧。
- ^ “国務院関於公布第五批全国重点文物保護単位和与現有全国重点文物保護単位合併項目的通知”. 中華人民共和国国務院 (2001年6月25日). 2012年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月12日閲覧。
- ^ “国務院関於增補里耶古城遺址為第五批全国重点文物保護単位的通知”. 中華人民共和国国務院 (2002年11月22日). 2013年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月12日閲覧。
- ^ “国務院関於增補阿爾寨石窟為第五批全国重点文物保護単位的通知”. 中華人民共和国国務院 (2003年3月2日). 2013年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月12日閲覧。
- ^ “国務院関於增補焦裕禄烈士墓為第五批全国重点文物保護単位的通知”. 中華人民共和国国務院 (2003年4月3日). 2013年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月12日閲覧。
- ^ “国務院関於核定并公布第六批全国重点文物保護単位的通知”. 中華人民共和国国務院 (2006年5月25日). 2012年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月31日閲覧。
- ^ “国務院関於增補安江農校紀念園為第六批全国重点文物保護単位的通知”. 中華人民共和国国務院 (2009年8月20日). 2019年12月20日閲覧。
- ^ “第七批全国重点文物保護単位名単”. 中華人民共和国国務院 (2013年3月5日). 2014年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月31日閲覧。
- ^ “国務院関於核定并公布第七批全国重点文物保護単位的通知(国発〔2013〕13号)”. 中華人民共和国国務院 (2013年3月5日). 2013年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月31日閲覧。
- ^ “国務院関於增補北京市八宝山革命公墓為第七批全国重点文物保護単位的通知 (国函〔2014〕49号)”. 中華人民共和国国務院 (2014年4月25日). 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月20日閲覧。
注釈
[編集]- ^ 過去にリストされていなかった項目が既存の項目に合併された箇所。
- ^ a b 太平天国忠王府は、1964年10月26日に取り消され、文化大革命後の1981年10月16日に復元されました。
- ^ 以前は含まれていなかった項目:趙家村漢闕、王家坪漢闕、蒲家湾漢闕、及び第一次公布の際の下記2ヶ所:馮煥闕と沈府君闕が合併し、最終的に「渠県漢闕」と名付けられた。
- ^ 大生紗廠は第六次交付時に第三次公布の南通博物苑に合併され、第七次公布時には「南通博物苑」から独立。以前に含まれていなかった大生第三紡績会社旧跡と合併し「大生紗廠」となり、それにより第六次全国重点文物保護単位となった。