万代橋 (水戸市)
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万代橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 茨城県水戸市 |
交差物件 | 那珂川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 国道349号 |
橋桁製作者 | 東京鉄骨橋梁製作所、宮地鉄工所 |
竣工 | 1994年 |
開通 | 1995年9月[1] |
座標 | 北緯36度23分17秒 東経140度28分26秒 / 北緯36.38806度 東経140.47389度 |
構造諸元 | |
種別 | 3径間連続鋼斜張橋 |
橋桁重量 | 鋼材4033トン、コンクリート604.9m3[2] |
全長 | 357.6m[2] |
幅 | 24.5m[2] |
高さ | 34m(主塔高さ)[1] |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
万代橋(よろずよばし[3] )は、茨城県水戸市の那珂川に架かる、国道349号の橋である。
歴史
[編集]初代の万代橋が架けられたのは1919年[3]で、それ以前は渡し船「青柳の渡し」が両岸を結んでいた。水戸八景の一つである「青柳夜雨」に詠まれたのもこの付近である[4]。那珂川は1602年から洪水の記録が残る暴れ川として知られ、昭和後期から平成にかけても1986年や1998年の水害で水戸市内の流域に甚大な被害をもたらした[5]。
1994年に、茨城県内初[1]の斜張橋に架け替えられた。この時の橋を「新万代橋(しんよろずよばし)」とも称する。
構造
[編集]2本の主塔の高さは34mで、フィン型の1面ケーブル式[6]。外径139mm、136mm、162mmのケーブル24本で橋桁を吊架している[1]。全長357.6m、幅員24.5mで、上下各2車線の車道(車道幅員14.7m)と、両側に各3.5mの歩道が付設されている[2]。主塔と高欄は青色に塗装されている[7]。
周辺
[編集]北西から南東に流れる那珂川に架かり、右岸が水戸市根本、左岸は水戸市青柳町となる。南進すると台地上の中心市街地の南町3丁目交差点で国道50号に交差するほか、梅香トンネルを経て千波湖や水戸市役所方面に通じる。北は水戸市北郊の青柳町や柳河町、那珂市方面へと通じる。国道349号およびその旧道は、古くは水戸城と棚倉城を結ぶ「棚倉街道」とも呼ばれた[8]。
隣接する橋は、約3.3km上流の国道118号の千歳橋、約1.7km下流の水府橋となる。
脚注
[編集]- ^ a b c d “土木学会第66回年次学術講演会 MEMS 加速度センサ IC タグを用いた災害時対応型橋梁モニタリングの検討 型橋梁モニタリングの検討” (PDF). 土木学会. pp. 501-502 (2011年). 2024年12月6日閲覧。
- ^ a b c d “工事は22年度着手/349号万代橋、耐震補強/落橋防止装置設置など”. 日本工業経済新聞(茨城版). (2021年10月8日). オリジナルの2024年12月6日時点におけるアーカイブ。 2024年12月6日閲覧。
- ^ a b “水戸市の景観”. 水戸市役所 (2022年6月13日). 2024年12月6日閲覧。
- ^ “駅からのふるさと紀行 常陸青柳駅” (PDF). 茨城いすゞ自動車、読売茨城公告社. 2024年12月6日閲覧。
- ^ “治水と利水”. 国土交通省関東地方整備局 常陸河川国道事務所 (2006年12月). 2024年12月6日閲覧。
- ^ 「斜張橋(新万代橋)の架設時の精度管理」(PDF)『宮地技報』第9巻、宮地エンジニアリンググループ、1993年5月、9-19頁、2024年12月6日閲覧。
- ^ “茨城の橋”. ものつくり大学 建設学科 橋梁・構造研究室(大垣研究室) (2022年1月). 2024年12月6日閲覧。
- ^ “水戸棚倉街道の坂は、江戸時代のころはどのようであったか。”. レファレンス協同データベース. 2024年12月6日閲覧。