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ラグビーオーストラリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラグビーオーストラリア
Rugby Australia Ltd
競技 ラグビーユニオン
創設 1945年 (79年前) (1945)
WR加盟 1949年
オセアニア加盟 2000年
本部 シドニー
会長
ハミッシュ・マクレナン
男子コーチ エディー・ジョーンズ
女子コーチ ジェイ・トレゴニング
セブンズコーチ 男子: ティム・ウォルシュ
女子: ジョン・マネンティ
公式ウェブサイト australia.rugby
rugby.com.au

 

ラグビーオーストラリア(英: Rugby Australia Ltd)は、 1945年に創立したオーストラリアラグビーフットボール協会の、現在の組織名かつブランド名である。オーストラリア国内のラグビーユニオンを統括し、ワールドラグビーオセアニアラグビーSANZAARに所属している[1]。ナショナルチームであるワラビーズ(Wallabies)ワラルーズ(Wallaroos)の管理も行う。 下部組織として、国内各州とノーザンテリトリー準州およびオーストラリア首都特別地域の8つの地域団体を持つ。

歴史

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1940年代の終わりまで、ニューサウスウェールズラグビー協会がオーストラリア代表チームの運営を行っていた[2]

1945年にオーストラリアラグビーフットボール協会(Australian Rugby Football Union、ARU)が設立され、1948年には国際ラグビーフットボール評議会(International Rugby Football Board、略称IRFB、現・ワールドラグビー)は、オーストラリア協会、ニュージーランド協会南アフリカ協会を評議会メンバーに加えた[2]

1985年、オーストラリアラグビーフットボール協会は株式会社に転換した。

1996年、南アフリカ協会ニュージーランド協会と共に出資し、SANZAR(現・SANZAAR)を設立した[3]

1997年、「オーストラリアン・ラグビー・ユニオン・リミテッド(Australian Rugby Union Limited)」に改称。

2000年、IRB(現・ワールドラグビー)により、地域統括団体オセアニアラグビーが設立された[4]

2017年に企業名を「ラグビーオーストラリア リミテッド(Rugby Australia Limited)」に改称し、ブランド名として「ラグビーオーストラリア(Rugby Australia)」「ラグビーAU(Rugby AU)」を使い始めた[5]

15人制ラグビーへの関心

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(「オーストラリアのスポーツ」も参照)

2019年6月、オーストラリア国内1,008人を対象に、過去1年間に鑑賞したスポーツを調査した結果では、オーストラリアンフットボールが16%で最も多く、次いで13人制ラグビーが9%、サッカー6%、クリケット4%となり、15人制ラグビーは3%にとどまった[6]

州単位の調査では地域差が大きいがことが分かるが、いずれも15人制ラグビーへの関心は低い。オーストラリア統計局による2010年調査では、ビクトリア州南オーストラリア州では住民の3割がオーストラリアンフットボールを鑑賞し、15人制ラグビーは1%程度である。ニューサウスウェールズ州クイーンズランド州では13人制ラグビーが最も人気で住民の15%前後が鑑賞し、15人制ラグビーは4%程度である[7]

オーストラリアでの15人制ラグビーへの関心の低さについて、一橋大学の尾崎正峰教授(スポーツ社会学)は「オーストラリアンフットボールとラグビーリーグ(13人制)は早くからプロとして活動し、中継放送などメディアとの関係も深い。ラグビーユニオン(15人制)は、長い間アマチュアスポーツとして行われてきたため、他のプロスポーツに追いつくのは厳しい」と分析している[8]

2019年、ラグビーオーストラリアのレイリーン・キャッスルCEO(当時)は、ラグビーユニオンが他の国内スポーツよりも国際性に秀でているとコメントしている[8]

管轄チーム

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ちなみに、「カンガルーズ(Kangaroos)」は、13人制のラグビーリーグオーストラリア代表である。

過去存在したチーム

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  • オーストラリアA代表 - ワラビーズに準じるチーム。2008年まで4回、日本代表がテストマッチとして対戦している[10][11][12][13]
  • U21オーストラリア代表 - U20に集約された。
  • U19オーストラリア代表 - U20に集約された。

1972年に日本代表がテストマッチとして対戦した「オーストラリア・コルツ(Colts)」[14][15]は、クイーンズランド州の当時U23チームであり、ナショナルチームではない。現在のコルツはU20選手で構成されている[16]

殿堂入り選手

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ About Us | Rugby Australia” (英語). australia.rugby. 2023年7月4日閲覧。
  2. ^ a b History | Rugby Australia” (英語). australia.rugby. 2023年7月4日閲覧。
  3. ^ About SANZAAR” (英語). Super Rugby. 2023年7月4日閲覧。
  4. ^ worldrugby.org. “オセアニアラグビー|ワールドラグビー”. www.world.rugby. 2023年7月4日閲覧。
  5. ^ Dawson, Abigail (2017年10月31日). “Australian Rugby Union rebrands to Rugby AU as it attempts to become a game for everyone” (英語). Mumbrella. 2023年7月4日閲覧。
  6. ^ Australia: top sports by attendance” (英語). Statista. 2023年7月4日閲覧。
  7. ^ オセアニア地区を中心としたラグビーワールドカ ップの歴史とその効果”. 自治体国際化協会シドニー事務所. 2023年7月4日閲覧。
  8. ^ a b オーストラリア<上>「15人制」人気伸び悩み- 特集:ラグビーワールドカップ 2019 日本大会:読売新聞”. 【ラグビーワールドカップ2019】日本大会のニュース・実況解説:読売新聞 (2019年8月12日). 2023年7月4日閲覧。
  9. ^ Wally The Wallaby | Wallabies Rugby” (英語). wallabies.rugby. 2023年10月27日閲覧。
  10. ^ テストNo.184 リポビタンDチャレンジ2003 豪州A代表来日第1戦”. JRFU. 2023年7月4日閲覧。
  11. ^ テストNo.185 豪州A代表来日第2戦”. JRFU. 2023年7月4日閲覧。
  12. ^ テストNo.223 第2回IRBパシフィック・ネーションズカップ2007第3戦”. JRFU. 2023年7月4日閲覧。
  13. ^ テストNo.235 第3回IRBパシフィック・ネーションズカップ2008第1戦”. JRFU. 2023年7月4日閲覧。
  14. ^ テストNo.35 豪州代表コルツ(U23)来日第6戦”. JRFU. 2023年7月4日閲覧。
  15. ^ テストNo.36 豪州代表コルツ(U23)来日第8戦”. JRFU. 2023年7月4日閲覧。
  16. ^ Colts | Queensland Rugby” (英語). qld.rugby. 2023年7月4日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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