ニナ・ハートレー
この項目には性的な表現や記述が含まれます。 |
ニナ・ハートレー Nina Hartley | |
---|---|
2013年 | |
本名 | マリー・ルイズ・ハートマン |
別名義 | ニナ・ハートマン、ニナ・ハートウェル |
生年月日 | 1959年3月11日(65歳) |
出生地 | アメリカ合衆国・バークレー (カリフォルニア州) |
民族 | コーカソイド |
公式サイト | http://www.nina.com/ |
ニナ・ハートレー(Nina Hartley、本名:マリー・ルイズ・ハートマン(Marie Louise Hartman)[1]1959年3月11日 - )は、バークレー (カリフォルニア州)出身のアメリカ合衆国のポルノ女優、ポルノ映画監督、性教育者。
生い立ち
[編集]ハートレーは社会主義のユダヤ人の家庭に生まれ、サンフランシスコ・ベイエリアで育った。彼女はサンフランシスコ州立大学の学部の看護学校に通い、1985年に優秀な成績で卒業した。彼女は、看護師である[2]。
アダルトビジネスにおけるキャリア
[編集]1982年・看護学校の二年生の時に、彼女はミッチェル・ブラザーズ・オファーレル劇場のストリッパーとして働き始めた[2]。
1984年・三年生の時に、彼女はポルノ映画の世界に進出した。彼女のデビュー作はベテランのポルノスターであり、ペグおばさんとしても有名なジュリエット・アンダーソンのプロデュースによる映画「Educating Nina」である。この作品は大ヒットを記録した。それ以来、彼女は400本以上の封切り成人映画に主演し続けて、業界において最も息の長い、認知度の高いパフォーマーの1人となった。
彼女は、インタビューにおいて芸名の由来について、以下のように答えている。彼女がサンフランシスコのダンサーだった時、「ニナ」という名前が日本人の観光客にとって発音が簡単だったため「ニナ」を選んだ。また、その頃マリエット・ハートレーがジェームズ・ガーナーと製作していた人気のあるカメラのコマーシャルが好きだったので、「ハートレー」を選んだ。
成人映画産業においては活きのよい弾みのある臀部(しばしば「業界最高の尻」と呼ばれる)とアナルセックスシーン、異人種間のセックスシーンとレズビアンのシーンでよく知られている。
政治的にハートレーは社会主義者であり、率直なフェミニストでもあり、性の自由化を訴える。他の女性に向けて、彼女は「セックスは、男性があなたに行なうものでありません。男性があなたから引き出すものではありません。セックスは、どの状況においても男性がそうだったように、あなたが喜びと共に、自分から飛び込んでいくものです。」と語っている。
ハートレーは、成人映画産業の権利の主張者でもあり、ジェナ・ジェイムソンがスターダムへ浮上する以前にテレビのニュース番組やトークショーが、プロとしての視点から理路整然と主張の出来る、なおかつ一線で活躍する成人映画女優を番組に必要とした時には、しばしば出演オファーがなされた。彼女は、仲間のポルノ女優オナ・ジーを伴って、オプラ・ウィンフリー・ショーによく出演した。二人は主に、女性の観客からきびしい詮索に晒されたが、引き下がることはせず、彼女達の業界について支持を表明した。一方で彼女もオナ・ジーも、業界での違法薬物使用に対して強く反対意見を述べた。
彼女は、ウェンディ・マッケルロイが1995年に書いた本「XXX:A Woman's Right to Pornography」のためにインタビューを受けている。彼女は1993年・ラスベガスにおいて、あるアダルトビデオ企業の資金調達目的でレスビアンのショーを上演したために、10人の他のアダルトスター(後に、「エロチック・イレブン」として知られる)と共に、観客に紛れていた覆面警官によって逮捕された経緯を述べている。レスビアンと売春斡旋は重罪であり、懲役6~12年の恐れがあると脅され、結局彼女は軽い罪を認めて許された[3]。
ポルノ映画での活躍に加えて、彼女は一連の「Guide to~」シリーズ(基本的な性交や前戯から、アナルセックスやボンデージ (BDSM) まで、あらゆる性的なものを網羅した入門的なシリーズ映画)において製作・監督・主演を果たした。
ハートレーは、1997年の映画「ブギーナイツ(Boogie Nights)」で、不貞を繰り返すウィリアム・H・メイシーの妻役で出演し、ハリウッドの表舞台に進出した。彼女はまた、1996年のカナダの映画「Bubbles Galore」にも出演している[4]。
ハートレーは私生活においてバイセクシャルである事を公にしており[5]、彼女の夫デイブ(彼女が19歳の時、彼に出会った)と、「妻」ボビー・リリーとの三人での共同生活を20年間続け、アダルトビジネス界において最も長い安定した関係と言われた。ハートレーはこの関係を解消した後、「私はあまりに未熟でした、そして、彼はあまりに独占欲が強かった。それは、非生産的でした…。3人の関係が間違ったものであったので、結局終わることになりました。」と言っている[6]。 彼女が再婚したアイラ・レヴァイン(別名アーネスト・グリーン)はポルノ映画(特にBDSM映画)の監督。彼らは、映画「The Ultimate Guide to Anal Sex for Women」(監督:Tristan Taorminoとグリーン)や「O嬢の性癖 (O: the Power of Submission) 」(監督:グリーン)の場合のように時々一緒に仕事をする。これらの映画の両方で、ハートレーは主役ではないが、重要な役を演じている。
ポルノ男優レキシントン・スティールは、2001年のインタビューにおいて、ニナ・ハートレーとのセックスが疑う余地なく、彼がこれまでに体験した最高のセックスであったと述べた[7]。
受賞歴
[編集]ニナは彼女の経歴において、さまざまな批評家やファンの組織から、多数の賞を獲得した。以下は、彼女の受賞歴である。
- AVN殿堂顕彰[8]
- Best Specialty Tape - BDSM 『Nina Hartley's Private Sessions 13』(2005年)[9]
- Best Specialty Tape - スパンキング 『Nina Hartley's Guide To Spanking』(2005年)[9]
- 最優秀助演女優賞 - ビデオ 『The Last X-Rated Movie』(1991年)[9]
- Best Couples Sex Scene - 映画 『Amanda By Night II 』(1987年)[9]
- Best Couples Sex Scene - ビデオ 『Sensual Escape』(1989年)[9]
- 最優秀助演女優賞 - 映画 『Portrait of an Affair』(1989年)[9]
- 最優秀主演女優賞- ビデオ 『Debbie Duz Dishes』(1987年)[9]
その他
[編集]- FOXE 年間最優秀女優(1990年、91年、92年)[11]
- FOXE Special Three-peat award(1993年 - 3年連続受賞を讃えて贈られた)[11]
- Legends of Erotica(1994年)[12]
- アーバンXアワード殿堂顕彰(2010年)[13]
脚注
[編集]- ^ “Adult Film Star Biographies and Their Take On The Naked Art Show”. SearchYourLove (2006年11月6日). 2007年11月9日閲覧。
- ^ a b Ranz, Sheldon (1989). “INTERVIEW: NINA HARTLEY”. A journal of Progressive Jewish Thought (Shmate) Spring (22): pp. 15-29. オリジナルの2006年8月22日時点におけるアーカイブ。 2008年11月27日閲覧。.
- ^ Wendy McElroy. XXX: A Woman's Right to Pornography Archived 2012年6月29日, at Archive.is, 1995. Chapter 7.
- ^ http://imdb.com/title/tt0115771/
- ^ Mourra, Sarah (November 22, 2000), “Porn Star Talks Sex to Students”, The Daily Californian 2007年11月14日閲覧。
- ^ Gene Ross (2004年12月10日). “Nina Hartley Interview”. AdultFYI. 2007年7月23日閲覧。
- ^ Lexington Steele interview, Excaliburfilms
- ^ “AVN殿堂入りメンバー” 2008年8月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g “Past AVN Award Winners” (英語) 2008年8月20日閲覧。
- ^ “XRCO殿堂入りメンバー” 2008年8月30日閲覧。
- ^ a b c “rame awards list” (英語) 2008年8月30日閲覧。
- ^ “Legends of Erotica” 2008年8月30日閲覧。
- ^ “Urban X Awards Reveals 2010 Winners”. AVN (2010年7月15日). 2022年10月16日閲覧。
外部リンク
[編集]- ニナ・ハートレー - IMDb
- ニナ・ハートレー - インターネット・アダルト・フィルム・データベース
- ニナ・ハートレー - アダルト・フィルム・データベース
- Nina Hartley: Information & Biography
- Nina Hartley - LukeIsBack.com
- "Nina Hartley: 'O' Yeah!", Porn Star Interviews (podcast), August 29, 2006. (page links to MP3 audio file)
- "Redlight Features: Nina Hartley's Guide to Total Sex" - book excerpt and podcast interview (page links to MP3 audio file).
- "There’s a Place in Porn Where the Naked Women Fornicate: Nina Hartley’s Guide to Life", SexHerald.com