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イオンモール甲府昭和

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イオンモール甲府昭和
ÆON MALL KŌFUSHŌWA
地図
地図
店舗概要
所在地 409-3852
山梨県中巨摩郡昭和町飯喰1505−1
座標 北緯35度37分21.4秒 東経138度31分37秒 / 北緯35.622611度 東経138.52694度 / 35.622611; 138.52694 (イオンモール甲府昭和)座標: 北緯35度37分21.4秒 東経138度31分37秒 / 北緯35.622611度 東経138.52694度 / 35.622611; 138.52694 (イオンモール甲府昭和)
開業日 2011年平成23年)3月17日
施設所有者 イオンモール株式会社
施設管理者 イオンモール株式会社
敷地面積 119,000 m²
延床面積 109,000 m² 
商業施設面積 45,600 m²
中核店舗 イオンスタイル甲府昭和
店舗数 ÆON STYLEと180の専門店
営業時間 店舗により異なる
駐車台数 3,530台
最寄駅 常永駅(徒歩10分)
甲府駅(シャトルバス約30分)
最寄IC 甲府昭和IC田富西ランプ
外部リンク イオンモール甲府昭和
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イオンモール甲府昭和(イオンモールこうふしょうわ)は、山梨県中巨摩郡昭和町飯喰に所在するイオンモールのモール型ショッピングセンターである。

概要

敷地面積119,000m2、総賃貸面積(集客施設面積)は70,000m2、商業施設面積(売場面積)45,600m2は山梨県内のショッピングセンターでは最大である。運営・管理はイオンモールが行ない、山梨県内初となる「イオン[注 1]」を核テナントに180店舗(増床前は130店舗)の専門店が入居する。また、付帯集客施設にはシネマコンプレックスとして「TOHOシネマズ甲府」(トウホウシネマズこうふ)が出店し、経営はTOHOシネマズが行なう。その他、飲食街が設けられる。

立地は甲府盆地のほぼ中心部に位置しており、2km圏内には中央自動車道甲府昭和IC新山梨環状道路甲府バイパスなど主要道路が通っている。そのため地元昭和町のほか隣接する甲府市をはじめとする甲府都市圏の来客が多い。

計画当初は集客施設面積は63,000m2、商業施設面積48,000m2と、甲信地方でも最大規模の施設になる予定であったが、甲府駅前の商店街保護を訴える甲府市と甲府商店街連盟甲府リバーサイドタウン内のショッピングセンターに影響を及ぼすことが予想される中央市、さらには付近にある昭和バイパスの渋滞が増大することを恐れた山梨県庁が、イオンモールと昭和町に計画の縮小を要請し、集客施設面積48,000m2、商業施設面積28,000m2に修正のうえ、当該部分が先行オープンした。

その後も当初計画に合わせるため増床計画を提案していたが、周辺自治体や商店街からの反発で延期され、2016年に県からようやく同意が得られ、2017年11月23日に増床部分がオープンした(詳細は沿革を参照)。

沿革

開業まで

工事中の様子(2011年2月13日)

開業後

店内の様子(2011年3月21日)
  • 2012年(平成24年)
    • 8月16日 - イオンモールが縮小前の規模にする増床計画が明らかになる[8]
    • 9月20日 - イオンモールが増床に関して住民説明会を開催[9]
    • 9月27日 - 甲府市議会が増床反対の決議を採決。
    • 10月19日 - 甲府、甲斐、南アルプス、中央の周辺4市が増床反対の意見書を県に提出[10]
    • 11月30日 - イオンモールが増床計画を延期することを発表[11]
  • 2014年(平成26年)2月5日 - 甲府駅前にあるココリの空き店舗に、イオングループが支援することが報道される(膠着する増床計画に理解を得るための方針とされている[12]が、イオンモールは報道を否定)。
  • 2015年(平成27年)
    • 7月29日 - イオンモールが増床の動きを見せていることが報じられる[13]
    • 11月13日 - イオンモールが駐車場移設に関する届け出を提出。これにより増床計画が復活[14]
  • 2016年(平成28年)
    • 6月28日 - イオンモールが当初計画より縮小した増床案を山梨県庁に提出[15]
    • 7月6日 - 増床案が山梨県に了承される。増床面積は約3万7000m2増の約10万8676m2、店舗面積は約1万7000m2増の約45,600m2になる予定と報じられる[16][17]
  • 2017年(平成29年)
    • 9月14日 - 増床部分について、11月23日にオープンすることが発表される[18]
    • 11月20日 - 増築部分がプレオープン。
    • 11月23日 - 増床部分がオープン。既存棟のリニューアルオープンも含め、全館グランドオープンされる。

施設概要

2011年3月17日オープン時[7] 2017年11月23日増床時[18] 備考
敷地面積 125,000m2 119,000m2
延床面積 70,750m2 109,000m2
商業施設面積 28,000m2 45,600m2
総賃貸面積 48,000m2 70,000m2
専門店数 130店 180店
駐車場数 2,500台 3,530台 別途駐輪台(500台)あり。

主なテナント

出店テナントの一覧・詳細情報は公式サイト「ショップガイド」を、営業時間は公式サイト「営業時間・サービスガイド」を参照。

メインテナント

専門店

1階

2階

3階

TOHOシネマズ甲府

TOHOシネマズ甲府
情報
完成 2011年3月11日
開館 2011年3月17日
客席数 (9館合計)1,729
設備 デジタル5.1ch
用途 映画上映
運営 TOHOシネマズ株式会社
所在地 409-3852
山梨県中巨摩郡昭和町飯喰1505−1
イオンモール甲府昭和2階
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TOHOシネマズ甲府は、イオンモール甲府昭和の2階に所在するシネマコンプレックスである。

経過

TOHOシネマズの前々身である東宝関東興行[注 3]2000年(平成12年)に甲府市にあるグランパーク内にシネマコンプレックスグランパーク東宝8を開館。当時の甲府市は甲宝シネマ甲府東映セントラル甲府武蔵野シネマ・ファイブテアトル甲府など映画館やシネマコンプレックスが乱立しており、その館数やスクリーン数からして「人口に対するスクリーンの多さは全国1、2を争う」[19]とまで言われるほどの過当競争となっていた。このためグランパーク東宝8も開館当初は伸び悩み、甲府中央商店街にあったシネマコンプレックスの甲府武蔵野シネマ・ファイブとの割合は東宝8が44に対して甲府武蔵野が56と苦戦を強いられていた[20][21]。しかし甲府バイパス沿い(かつ中央自動車道甲府昭和インターチェンジ近く)という車社会の山梨県では好立地で、またグランパークの駐車場も甲府市中心部と異なり無料であったことからそれを生かして次第に客足を伸ばしていき、最盛期には年間50万人程度を動員する[注 4]などグランパーク東宝8単体でみると順調な経営であった[20]

一方で甲府バイパス沿いのロードサイド店舗との競争に晒されたグランパーク全体の経営は低調で、2006年(平成18年)には管理会社「甲府新都市開発」が民事再生法の適用を受けるなど不安定な状況の中、昭和町でイオンモールの誘致構想が持ち上がるようになる[2][注 5]。翌2007年(平成19年)にイオンモールの建設が認可・決定するとTOHOシネマズとイオンモールで交渉を行ない、2010年(平成22年)11月29日にTOHOシネマズ甲府としてオープンすることが発表され[22]、2011年(平成23年)2月にイオンモール甲府昭和へ移転という形でグランパーク東宝8の閉館も決定した[20]。同年3月10日に報道陣向けの完成披露が行われ[23]、11日のプレオープンによる公開を経て17日に全面開館した。なお、プレオープン当日に東日本大震災が発生したことで公開は途中で中止となり、その後も29日まで輪番停電により終日休館や一部時間帯で上映が休止するなど不安定な状況が続いていた[24][注 6]

TOHOシネマズ甲府の開館後は山梨県内の映画館やシネマコンプレックスが相次いで閉館していき[注 7]2023年(令和5年)12月14日シアターセントラルBe館が休館してからは山梨県で唯一となる(一部例外を除き)毎日営業を行なっているシネマコンプレックスおよび映画館となっている[19][注 8]

設備

9スクリーン・1,729席(車椅子21席)を擁し、開館当初からデジタルプロジェクターによる3D上映にも対応している。3D上映技術はソニー製の「Sony Digital CinemaTM 3D」を世界で初めて採用している[25]

TOHOシネマズ甲府の設備[26]
スクリーン スクリーンサイズ(m) 座席数 車いす席 音響システム
スクリーン1 4.9×11.8 162 2 デジタル5.1ch
スクリーン2 4.9×11.6 166 2
スクリーン3 3.9×9.2 107 2
スクリーン4 5.5×13.2 179 2
スクリーン5 4.1×9.8 116 2
スクリーン6 6.7×16.0 399 4
スクリーン7 5.0×12.0 143 2
スクリーン8 5.0×11.9 143 2
スクリーン9 5.8×13.8 314 3

その他

東宝系であることから上映作品は東宝配給が多いが、山梨県で通常営業を行なっているシネマコンプレックス・映画館であることから他社配給の映画も上映している(TOHOシネマズ甲府に限らずシネマコンプレックス・映画館が少ない地域ではよくあるケース)。

これまで山梨県の旧国名である甲斐国と統治していた武田信虎の生涯を扱った『信虎[27]や山梨県が舞台のアニメ映画『映画 ゆるキャン△[28]など山梨県にゆかりのある作品をはじめ、舞台挨拶を行なう場合もある。

交通アクセス

自動車

公共交通機関

甲府駅直通シャトルバス(山梨交通

近隣の商業施設

イオングループ

その他

脚注

注釈

  1. ^ イオングループでは2011年3月以降に「ジャスコ」および「サティ」を「イオン」にブランド統一することを決めており、核店舗は「イオン」として開業する運びとなった。当初は「ジャスコ」の予定だった。
  2. ^ オープニングセレモニー中止のお知らせ イオンモール甲府昭和 3月18日に開業したイオンモール大牟田も同様にオープニングイベントの中止が発表された。
  3. ^ 2002年(平成14年)3月1日より東宝東部興行と合併して東宝東日本興行となり、2008年(平成20年)3月1日に北海道東宝以外の六部興行が統合されてTOHOシネマズとなっている。詳細は六部興行を参照。
  4. ^ 参考までに甲府武蔵野シネマ・ファイブの2004年年間動員数が16万人のため、単純に約3倍の動員を誇っていたことになる。
  5. ^ 当時イオン系のショッピングセンターには直営のワーナー・マイカル・シネマズまたはイオンシネマズのイオンシネマ(2013年(平成25年)7月1日に双方が合併して現在はイオンエンターテイメントのイオンシネマとなっている)が入ることが多かったが、2000年代になるとイオンモール木曽川イオンモール橿原イオンモール高知などTOHOシネマズのシネマコンプレックスが入ることが増えていった。
  6. ^ グランパーク東宝8も2011年3月13日閉館であったが震災発生後に上映中止となり、そのまま再開されることなく閉館している。
  7. ^ これまでの過当競争の疲弊や甲府市中心部の空洞化による客足低迷、環境の変化など様々な要因があり、TOHOシネマズ甲府のオープンが原因とは一概に言えない。
  8. ^ 甲州市塩山シネマがあるが、子供向けのため土休日のみ営業で平日は休業している。

出典

  1. ^ 2006年11月10日、山梨日日新聞
  2. ^ a b 2006年12月2日、朝日新聞山梨県内版
  3. ^ 2006年12月26日、山梨日日新聞・読売新聞山梨県内版
  4. ^ 2007年5月21日、YBSワイドニュース
  5. ^ 2007年8月9日、山梨日日新聞・読売新聞山梨県内版・毎日新聞山梨県内版
  6. ^ 2007年11月23日、日本経済新聞甲信越版
  7. ^ a b 「イオンモール甲府昭和」3月17日(木)AM9:00 グランドオープン” (PDF). イオン株式会社 (2011年1月27日). 2011年1月27日閲覧。
  8. ^ 2012年8月16日、山梨日日新聞
  9. ^ 2012年9月21日、毎日新聞
  10. ^ 2012年10月20日、毎日新聞
  11. ^ 2012年11月30日、山梨放送
  12. ^ 2014年2月5日、山梨日日新聞
  13. ^ 2015年7月29日、毎日新聞
  14. ^ 2015年11月14日、朝日新聞
  15. ^ 2016年6月29日、毎日新聞
  16. ^ 2016年7月6日、読売新聞
  17. ^ 2016年7月8日、日本工業経済新聞
  18. ^ a b 「イオンモール甲府昭和」 11月23日(木・祝)AM10:00 増床リニューアルグランドオープン” (PDF). イオン株式会社 (2017年9月14日). 2017年9月14日閲覧。
  19. ^ a b “甲府市でただ一つの映画館「シアターセントラルBe館」が休館”. 甲府経済新聞. (2023年12月7日). https://kofu.keizai.biz/headline/41/ 2023年12月7日閲覧。 
  20. ^ a b c 朝日新聞 山梨全県版 (2011年2月2日). “『グランパーク東宝8』10年で幕 3月13日” (朝刊 ed.). 朝日新聞社. p. 33 
  21. ^ 『AVジャーナル』第40巻第12号. 文化通信社. p. 24-28 
  22. ^ TOHOシネマズ (2010年11月29日). “『TOHOシネマズ 甲府』2011年春オープン決定” (pdf). 2010年11月29日閲覧。
  23. ^ TOHOシネマズ、新劇場「甲府」完成披露”. 文化通信 (2011年3月14日). 2017年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月13日閲覧。
  24. ^ 【FREE】震災の影響大、公開延期や映画館休業などの事態に”. 文化通信 (2011年3月16日). 2017年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月13日閲覧。
  25. ^ “Sony Digital Cinema™ 3D で更に快適な3D鑑賞を ~4K デジタルシネマプロジェクターによる、なめらかで自然な高画質3D上映~3月17日(木)グランドオープンの“TOHOシネマズ 甲府”で世界初導入” (PDF). TOHOシネマズ. (2011年3月10日). https://www.tohocinemas.co.jp/news/pdf/2011/110310a.pdf 2024年7月13日閲覧。 
  26. ^ TOHOシネマズ甲府施設紹介”. TOHOシネマズ. 2024年7月13日閲覧。
  27. ^ “初日舞台挨拶開催決定!”. 映画『信虎』公式. (2021年10月14日). オリジナルの2024年2月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20240218211605/https://nobutora.ayapro.ne.jp/info/archives/26 2024年7月13日閲覧。 
  28. ^ “映画『ゆるキャン△』大ヒット記念山梨凱旋舞台挨拶決定!”. 『ゆるキャン△』公式. (2022年7月8日). オリジナルの2024年3月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20240302224009/https://yurucamp.jp/news/information/7660 2022年7月8日閲覧。 

関連項目

外部リンク