300年の歴史が素晴らしい

私の誕生日ということで、記念に蔵王温泉にある老舗旅館の「深山荘高見屋」に泊まることにしました。

300年前の享保元年の創業って、江戸時代の中期、徳川吉宗が八代将軍に就いた年なんだそうです。

ラウンジや廊下のあちこちに飾られている調度品には、歴史と品格を感じます。

でも部屋の設備などは、新しくて使い勝手もよく便利です。

私の宿泊した部屋には、奥の和室にベッドがあり、なんとマッサージチェアがありました。

両部屋にテレビがあり、夫とは別々に、好きなドラマが見れてよかったです。

お部屋の冷蔵庫には、無料のビールやジュースも用意されていました。

私はアルコールが飲めないので残念でしたが、飲む方にはありがたいサービスですよね。

自家源泉かけ流し

蔵王温泉の開湯は1900年前(古墳時代～大和時代)で、山形では最古の温泉なんだそうです。

ちなみに草津温泉も古墳時代(諸説あり)とか。名湯には歴史ありですね。

「深山荘高見屋」は、自家源泉を3つも持っているとのことで、ロビーからガラス越しに源泉を見ることができます。

源泉かけ流しなので、人がしばらく入らないと湯が熱くなってしまいます。

水を入れるわけにいかないので、せっせと湯かき棒で混ぜて調節しますが、その手間もまたいいんです。

温泉の泉質は、強酸性の硫黄泉(含硫化水素強酸性明ばん緑ばん泉)で、白濁し硫黄の匂いがします。

温泉の効能としては、殺菌作用や収斂作用があり、古い角質を落として肌を滑らかに。もちろん保温効果、疲労回復効果など、温泉ならではの効果もあります。

行った日は平日でしたが、宿泊客はインバウンドの外国人が多かったです。

でも、みなさん、スキーや樹氷を見に行っていたようで、私は宿でのんびり温泉三昧。

「長寿の湯」という半露天風呂があり、大きな桶づくりなのですが、ここに一人でのんびり浸かっていると、癒やされて寿命も延びる気がしました。

おもてなしに大感激 　

宿に到着すると、誕生日記念にと写真を撮ってくださり、帰りに額に入れた写真をいただきました。

女将からの誕生日プレゼントとして「三百年の時季」という宿限定のお酒も。

そして、食事も個室を用意してもらい、デザートもバースデープレートにしてくれました。

個室に料理を運ぶスタッフからも「お誕生日おめでとうございます」と言っていただき、うれしいやら恥ずかしいやら。

トップ画像にあるように、お料理がどれもこれも大変おいしかったです。

米沢牛と蔵王牛の食べ比べでは、私は蔵王牛のほうが好きでしたよ。

また、お散歩から戻ると、部屋番号も言っていないのに、部屋の鍵を差し出してくれました。

顧客の顔と名前とお部屋を、スタッフの方が把握しているのにびっくりです。

いろんな意味で大満足だったので、女将に記事にさせてほしいとお願いしたところ、快諾いただきました。

温泉の浴室は撮影禁止ですから、写真をお借りすることもでき、素敵な誕生日の記事を書くことができました。ありがとうございました。

※この記事は、「深山荘高見屋」の許可をいただいて掲載しています。