PROFILE: ジョニー・ヨハンソン アクネ ストゥディオズ 共同創業者兼クリエイティブ・ディレクター

「アクネ ストゥディオズ」は7月11日、東京・青山に旗艦店を移転・拡大オープンした。ピンクの花崗岩を用いた店舗は、これまで多くのブランドがオープンと撤退を繰り返した場所。新たな風を吹き込む存在となるか注目だ。移転オープンに際し、新店で意識したこと、大切な価値観、そして興味を持っている文化などブランドの哲学について、来日した創業者兼クリエイティブ・ディレクターのジョニー・ヨハンソンに話を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年7月21日号からの抜粋です)
WWD:なぜ日本を世界最大のフラッグシップストアの場所として選んだ?
ジョニー・ヨハンソン=アクネ ストゥディオズ創業者兼クリエイティブ・ディレクター(以下、ヨハンソン):私にとって日本は常に特別な存在。例えば昔バンド活動をしていたころ、「カーディガンズ」などスウェーデンのバンドが日本でも人気になることがよくあった。それ以来、日本は新しいアイデアを受け入れる力がある国だと思っている。ここで自分たちがどこまでできるのか、ずっと興味を持っていた。
WWD:なぜストアを表参道から青山に移転した?
ヨハンソン:青山はとても良い街。表参道よりも少し静かだ。表参道は時々とても混雑していて道を渡るのも大変だが、ここならもっと簡単に訪れることができる。
WWD:アクネ ストゥディオズ青山店のコンセプトは?
ヨハンソン:ブランドを代表するピンクを基調とした店舗なのはもちろん、開放的で、人々が互いに見えたり、出会ったりする場所。そこで“オープンなデザインスクール”というアイデアも入れてみた。地階はどこか“アンダーグラウンド”な雰囲気なので、それならいっそ上層階は通りに向けて開放しようと考えた。中立的でありつつも、カウンターカルチャーのエネルギーが交差するような個性的な空間でなければならないと考えている。
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