
IoT用ボードコンピュータ
SPRESENSE™
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概要
SPRESENSE™は、低消費電力でありながら、GPS受信機能とハイレゾリューションオーディオコーデックを搭載したIoT用ボードコンピュータです。GPSと高機能プロセッサーを活用したドローンや、ハイレゾリューションオーディオの再生・録音、内蔵フルデジタルアンプを活用したスマートスピーカー端末、低消費電力を活かした定点撮影カメラなど、IoTを今まで以上にスマートで高度なものにしていきます。
*) SPRESENSEおよびロゴは、ソニーグループ(株)またはその関連会社の登録商標または商標です。
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特長
高精度の測位機能
SPRESENSE™に搭載されるスマートセンシングプロセッサーCXD5602は、マルチGNSS測位機能を搭載。GPS、みちびき、GLONASSなど、複数システムを同時受信することができます。
ハイスペックのハイレゾリューションオーディオ機能
192kHz/24bit のハイレゾリューションオーディオコーデックとClass-Dのフルデジタルアンプを搭載。マイク入力も最大8チャンネルをサポートします。
豊富な計算能力
CXD5602には、低消費電力で動作可能なマルチコアプロセッサー、ARM® Cortex® -M4Fが6つ搭載されています。
製品ラインアップ
SPRESENSE™ メインボード
型名 | CXD5602PWBMAIN1 |
---|---|
サイズ | 50.0mm x 20.6mm |
プロセッサー | ARM® Cortex®-M4F x 6cores |
最大駆動周波数 | 156MHz |
SRAM | 1.5MB |
フラッシュメモリー | 8MB |
デジタル入出力 | GPIO, SPI, I2C, UART, I2S |
アナログ入力(A/Dコンバータ) | 2ch (0.7V range) |
測位衛星システム | GPS(L1-C/A), QZSS(L1-C/A), GLONASS(L1), Beidou(B1), Galileo(E1-CBOC), SBAS, QZSS(L1-S) |
カメラ入力 | 専用パラレルインターフェース |
SPRESENSE™ main board pin assignment
SPRESENSE™ 拡張ボード
型名 | CXD5602PWBEXT1 |
---|---|
サイズ | 68.6mm x 53.3mm |
オーディオ入出力 | 4chアナログマイク入力 or 8chデジタルマイク入力、ヘッドホンジャック |
デジタル入出力 | 3.3Vと5Vを選択可能 |
アナログ入力(A/Dコンバータ) | 6ch(5.0Vレンジ) |
外部メモリインターフェース | microSD card slot |
SPRESENSE™ extension board pin assignment
SPRESENSE™ カメラボード
型名 | CXD5602PWBCAM1 |
---|---|
サイズ | 24.0mm x 25.0mm |
画素数 | 2608(H) x 1960 (V) = approx.5.11M pixels |
駆動電圧 | DC 3.7V |
IO電圧 | DC 1.8V |
カメラインターフェース | CMOS 8bit parallel |
出力フォーマット | Y/C, RGB, RAW and JPEG |
制御インターフェース | I2C |
フィルター | IR cut filter |
FOV | 78°±3° |
被写界深度 | 77.5cm ~ ∞ |
F値 | 2.0±5% |
焦点 | 固定焦点 |
SPRESENSE™ LTE 拡張ボード
オンボードアンテナモデル | 外付けアンテナモデル | |
---|---|---|
型名 | CXD5602PWBLM1 | CXD5602PWBLM2 |
サイズ | 45mm x 50mm | 45mm x 50mm |
搭載モジュール | LBAD0XX1SC(Altair Semiconductor製 ALT1250 Chipset 搭載 村田製作所製モジュール) | LBAD0XX1SC(Altair Semiconductor製 ALT1250 Chipset 搭載 村田製作所製モジュール) |
SIMカード | nanoSIM | nanoSIM |
RAT | LTE Cat-M1 | LTE Cat-M1 |
対応バンド | 1,8,18,19 | 1,8,18,19 |
アンテナ | オンボードアンテナ搭載 | アンテナ非搭載、U.FL端子搭載 ※ |
オーディオ入出力 | 2chアナログマイク入力 or 4chデジタルマイク入力、ヘッドホンジャック | 2chアナログマイク入力 or 4chデジタルマイク入力、ヘッドホンジャック |
デジタル入出力 | 3.3Vと5Vを選択可能 | 3.3Vと5Vを選択可能 |
アナログ入力端子 | 2ch(5.0Vレンジ) | 2ch(5.0Vレンジ) |
外部メモリインターフェース | microSD card slot | microSD card slot |
SPRESENSE™ LTE extension board pin assignment(CXD5602PWBLM1)
SPRESENSE™ LTE extension board pin assignment(CXD5602PWBLM2)
SPRESENSE™ HDR Cameraボード
型名 | CXD5602PWBCAM2W |
---|---|
サイズ | 28mm x 28mm |
画素数 | 1280(H) x 960(V) 1.23M pixel |
駆動電圧 | 3.7V |
IO電圧 | 1.8V |
カメラインターフェース | CMOS 8bit parallel |
出力フォーマット | Y/C, RGB and JPEG |
制御インタフェース | I2C |
フィルター | IR cut filter |
FOV | 50.3°±3° |
焦点距離 | 5.1mm(Adjustable) |
F値 | 2 |
レンズ径 | M8 P0.35 |
その他機能 | High Dynamic Range (120dB) レンズ交換可能 低照度撮影 接写機能 |
SPRESENSE™ GNSS アドオンボード
型名 | CXD5602PWBGNSS1W |
---|---|
サイズ | 33.0 mm x 20.6 mm |
対応周波数 | L1/L5 |
IO電圧 | DC 1.8V |
アンテナ | 外部アンテナ |
アンテナコネクタ | U.FL |
制御インターフェース | I2C:2pin, 割り込み:1pin |
GNSS 受信 LSI | CXD5610GF |
測位衛星システム | GPS(L1C/A,L5), GLONASS(L1OF), BeiDou(B1I,B1C,B2a), Galileo(E1 CBOC,E5a), QZSS(L1C/A,L1S,L5), SBAS(L1),NavIC(L5) |
GNSS受信感度 | コールドスタート時:-149dBm ホットスタート時:-165dBm トラッキング時:-167dBm |
初期位置算出時間 | コールドスタート時:約24秒 ホットスタート時:約1秒 オープンスカイ環境における測定値となり、受信環境によって初期位置算出時間は大きく変化します。 |
スペック
SPRESENSE™搭載LSIの仕様
技術
高音質マルチチャンネル収音技術
人間の可聴範囲を超えた192kHz/24bitのハイレゾリューションでの音声・振動を取得可能。さらに、アナログマイクであれば最大4チャンネル、デジタルマイクであれば最大8チャンネルの音声を同期した形で同時キャプチャができ、マルチコアによる豊富な演算能力による信号処理やAI処理を行うことにより、人間の感覚を超えたセンシングが可能になります。
省電力で高演算能力
Coretex-M4Fを6基搭載したヘキサコア構成。最先端のシリコンプロセスにより駆動電圧を大幅に下げ、通常のマルチコアプロセッサーよりも低消費電力を実現しました。さらに、CPUの電源やクロック、メモリを最適な電力条件で動作する設計となっており、システム面でも省電力を実現しています。カメラや音声入出力も備えており、画像や音を活用したアプリケーションを低消費電力で実現できます。
この製品群に搭載されているローパワーGNSS群の技術情報はこちらです。
活用事例
この製品群は安全モニタリングの分野で、タワーセキュリティ、河川モニターなどに活用されています。
この製品群はインフラ検査の分野で、振動や音声の異常として現れる設備の異常診断などに活用されています。
この製品群はLPWA(低消費電力広域)の分野で、物流や環境モニタリングなどに活用されています。
この製品群は農業・畜産の分野で、動物トラッキングなどに活用されています。
*) SPRESENSEおよびロゴは、ソニーグループ(株)またはその関連会社の登録商標または商標です。
*) その他、記載されている会社および商品名は、各社の商標または登録商標です。