フィジカル AI

NVIDIA Omniverse

生成フィジカル AI を利用するアプリケーションの開発を通じて、産業のデジタル化を実現。

概要

次世代のフィジカル AI アプリケーションとサービスを開発およびデプロイ

NVIDIA Omniverse™ は、開発者が産業用およびロボット用の既存ソフトウェア ツールとシミュレーション ワークフローに OpenUSD、NVIDIA RTX™ レンダリング技術、生成フィジカル AI を統合できるようにする API、SDK、サービスのプラットフォームです。

カスタマイズと拡張

新しいツールやワークフローをゼロから開発したい場合は、少ないコードやコードのないサンプル アプリと、変更が簡単な拡張機能のある Omniverse SDK を利用できます。

3D アプリケーションを強化

Omniverse Cloud API を通じて OpenUSD、RTX、アクセラレーテッド コンピューティング、空間コンピューティング、および生成 AI 技術を活用し、既存のソフトウェア ツールやアプリケーションを強化できます。

どこにでもデプロイ

RTX 対応ワークステーションまたは仮想ワークステーションにカスタム アプリケーションを開発およびデプロイすることも、Omniverse Cloud からアプリケーションをホストしてストリーミングすることもできます。

特集

産業用およびフィジカル AI アプリケーションを強化

OpenUSD、RTX、および生成 AI 技術を活用して、デジタル ツインのユース ケースに相互運用性と高度なグラフィックスをもたらす 3D アプリケーションやツールを構築します

カスタム アプリケーションとツールの開発を始める

ソフトウェア開発キット (SDK)

新しいアプリケーションの構築とデプロイ

Omniverse Kit SDK を使用し、ローカル ワークステーションおよび仮想ワークステーション用のカスタム アプリケーションとツールの開発をゼロから開始しましょう。独自のチャネルを通じてデプロイするか、Omniverse Cloud platform-as-a-service でデプロイおよびストリーミングすることができます。

Omniverse クラウド API

アプリケーション プログラミング インターフェース (API)

ソフトウェア ポートフォリオを強化

Omniverse Cloud API を呼び出すことで、OpenUSD のデータの相互運用性と NVIDIA RTX の物理ベースのリアルタイム レンダリングを、アプリケーション、ワークフロー、サービスに直接簡単に統合できます。

今すぐ試す

NVIDIA テクノロジーでワークフローを加速

これらの構築済みの Omniverse Blueprints およびワークフロー ガイドを使用すると、独自のアプリケーションやサービスをすばやく開発または強化できます。

精密なビジュアル生成 AI 向けの 3D コンディショニング

生成 AI を 3D ワークフローに統合し、物理的に正確な 3D プロダクトコンフィギュレーターを実現します。

Luminary Cloud

インタラクティブな流体シミュレーション用デジタル ツインの構築

リアルタイムの可視化と分析を 3D ワークフローに統合し、製品でリアルタイムのコンピュータ支援エンジニアリングを可能にします。

生成 AI による合成データの生成

生成 AI を活用した合成データ生成パイプラインとワークフローを備えた仮想施設を開発します。

Microsoft Azure

3D リモート モニタリング

物理的に正確な 3D デジタル ツインとシミュレーション環境により、産業用オペレーションと IoT のリモート監視を可能にします。

Foxconn

Omniverse デジタル ツインの空間ストリーミング

このリファレンス ワークフローを使用すると、Apple Vision Pro に没入感のある OpenUSD ベースの Omniverse デジタル ツインをストリーミングすることができます。

Omniverse 用の NVIDIA NIM マイクロサービスは、AI をビジネス アプリケーションに統合するために構築された AI モデルです。

cosmos-1.0-7b-diffusion

フィジカル AI 開発用のテキスト プロンプトと画像プロンプトから、物理法則を考慮に入れたビデオ内世界の状態を生成します。

cosmos-1.0-5b-autoregressive

フィジカル AI 開発用のテキスト プロンプトと画像プロンプトから、物理法則を考慮に入れたビデオ内世界の状態を生成します。

edify-3D

3D アセット生成用の Shutterstock 生成 3D サービスShutterstock のライセンスを受けたクリエイティブ ライブラリを使用し、NVIDIA Edify でトレーニングを実施します。

usdcode

テキスト プロンプトに基づいて OpenUSD-Python コードを生成し、OpenUSD 表示アプリに入力することができます。

usdsearch

OpenUSD、3D、画像データの大規模なライブラリを自然言語または画像入力を使用して検索できます。

usdvalidate

OpenUSD のリリース バージョンとアップロードされたファイルの互換性を確認し、RTX レンダリングとパストレースを完全に適用した画像を生成します。

NVIDIA NIM 推論マイクロサービス

生成 AI を OpenUSD ワークフローにもたらします

ユース ケース

開発者による NVIDIA Omniverse の活用例

様々な業界の開発者が、Omniverse SDK と API を使用して、どのように生成フィジカル AI と産業のデジタル化アプリケーションを構築しているかをご覧ください。

合成データ生成

開発者は、合成データと実世界のデータを組み合わせて、マルチモーダルなフィジカル AI モデルの訓練用にラベル付けされたデータセットを作成することで、学習時間を短縮し、コストを効果的に削減できます。そして現在、NVIDIA Cosmos™ により、開発者は 3D-to-real ワークフローでさらに大きなデータセットを生成できます。

自動運転車両のシミュレーション

自動運転車両シミュレーション用の NVIDIA Omniverse™ Cloud Sensor RTX API を使用することで、シミュレーション開発者は高忠実度のセンサー シミュレーション、物理演算、リアルな挙動で AV シミュレーション ワークフローを強化し、知覚モデルのトレーニングや、クローズドループ テストにおける AV ソフトウェア スタックの検証が可能になります。

製品コンフィギュレータ

OpenUSD と生成 AI 対応のプロダクトコンフィギュレーター ツールおよびエクスペリエンスを開発・デプロイし、自動車、小売、メディアおよびエンターテインメントにインタラクティブなエクスペリエンスをもたらします。Apple Vision Pro から高忠実度の没入型プロダクトコンフィギュレーターを今すぐ構築しましょう。

Katana

強化学習

シミュレーションでの強化学習により、あらゆる仮想環境での試行錯誤を通じてロボットを訓練することができます。これにより、ロボットは新規の物体の把握、四足歩行、複雑な操作技能の学習など、実世界の自動化タスクに必要な、総合的かつ精密な運動能力を身に付けることができます。

Agility, Apptronik, Fourier Intelligence, Unitree

仮想施設の統合

Omniverse SDK と API を活用して、高度な仮想工場ソリューションを開発し、データの相互運用性、物理ベースの可視化、生成 AI、リアルタイム コラボレーションをソフトウェアに組み込むことができます。

Delta Electronics

NVIDIA Omniverse プラットフォームの開発

OpenUSD エコシステム

3D 相互運用性の実現

Omniverse は、相互運用可能なアプリケーションとワークフローを構築するためのネイティブ OpenUSD 開発プラットフォームです。

Omniverse コミュニティで開発者とつながり、インスピレーションを得よう

関連情報

Omniverse と OpenUSD の開発者からの最新情報

次のステップ

さっそく始めませんか?

最新のドキュメント、チュートリアル、技術ブログなど、Omniverse ベースの OpenUSD アプリケーションの開発を始めるために必要な情報はすべてこちらをご覧ください。

よく寄せられる質問

NVIDIA Omniverse は、API、サービス、ソフトウェア開発キット (SDK) のプラットフォームであり、産業用デジタル化ワークフロー向けの生成 AI 対応ツール、アプリケーション、サービスを開発者が構築できるようにします。Omniverse のコア技術を基盤にしたアプリケーションは、複雑な 3D ワークフローを根本的に変革し、個人やチームが統一されたツールとデータ パイプラインを構築し、産業および科学のさまざまな用途に合わせて大規模で物理的に正確な仮想世界をシミュレートすることを可能にします。

NVIDIA Omniverse では、2 つの方法で開発を開始できます。

プラットフォーム SDK
ゼロからアプリケーションを構築したい開発者に、NVIDIA は Omniverse Kit SDK と開発者向けツール (Omniverse App Streaming API とレガシーな Omniverse Launcher など) を提供しています。

プラットフォーム SDK は、こちらからダウンロードできます。

クラウド API
必要な部分だけを利用したい開発者向けに、NVIDIA は Omniverse のコア技術をシンプルな API として公開しています。開発者は任意のクラウド、マルチクラウド、仮想プライベート クラウドでセルフホストしたり、Microsoft Azure の NVIDIA Omniverse Cloud からマネージド サービスとして使用したりできます。

Omniverse コア API により、開発者は USD データの取り込みと RTX 対応の出力を統合できます。

Omniverse Cloud API が利用可能になった場合には、通知を受け取ることができます。

NVIDIA Omniverse Cloud API は現在早期アクセス段階にあり、間もなく一般提供が開始される予定です。API が利用可能になり次第、すぐにお知らせします。

はい。NVIDIA のパートナー ネットワークから、エンタープライズ向けのサブスクリプションと商品について詳しく知りたい場合は、NVIDIA Omniverse Enterprise 製品をご覧ください。NVIDIA Omniverse Enterprise には、完全なエンタープライズ サポート サービスが備わっています。

また、NVIDIA Omniverse プラットフォームは、完全に管理された安全なクラウドサービス インフラストラクチャを通じて利用できます。詳細については、Omniverse Cloud PaaS をご覧ください。

NVIDIA RTX プロフェッショナル ワークステーションとサーバーに Omniverse Enterprise をデプロイすることをお勧めします。デプロイスタック全体に NVIDIA Enterprise Support が含まれるためです。GeForce RTX 製品にはエンタープライズ サポートは含まれません。

安全なクラウド サービス インフラストラクチャと NVIDIA Omniverse ソフトウェアとサービスへの迅速なアクセスをお探しの場合は、Omniverse Cloud PaaS をご覧ください。

御社のニーズに合う製品について他にもご質問がある場合は、専門家にお問い合わせください