DirectX 12 Ultimate は同 API の最新版であり、次世代ゲームの新しいスタンダードです。DirectX 12 Ultimate は、レイ トレーシング、メッシュ シェーダー、可変レート シェーディング、サンプラー フィードバックに対応し、ゲームにまったく新しいレベルのリアリズムをもたらします。GeForce RTX は、このような革新的な機能をサポートしている最初で唯一の PC プラットフォームです。
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DirectX レイ トレーシング 現実世界における光の振る舞いをゲームでシミュレーションすることで、グローバル イルミネーション、リフレクション、シャドウなど、非常にリアルで美しいグラフィックス効果を実現します。GeForce RTX GPU は、レイトレーシングの高い負荷に対応できるように始めから設計されています。 GeForce RTX グラフィックス カードにしかない特別な RT コアは、毎秒数十億レイのパフォーマンスを発揮し、DXR ゲームやアプリケーションで最大 3 倍のフレーム レートを可能にします。これにより、リアルタイム フレーム レートのレイ トレーシングが初めて可能になりました。
VRS は GeForce RTX GPU でサポートされているレンダリング手法であり、シーンのさまざまな部分でシェーディング レートを調整することでパフォーマンスが向上します。VRS によって NVIDIA Adaptive Shading が可能になり、フレーム単位で色の動きと変化を計測し、フレームの中で、スカイ ボックスや壁など、シェーディングを必要としない領域のシェーディング レートを合理的に下げます。VRS は、 VR ゲーム のフォービエイテッド レンダリングで使用することもできます。目に見える部分をより繊細に描き、注視することがない周辺部分は繊細さを落として描きます。
VRS でサポートされているシェーディング レートとゲーム フレームに適用したサンプル
オープンワールド ゲームをプレイしたことがあれば、細部の画質を上げるとパフォーマンスに影響が出ることがおわかりでしょう。シーンに含まれるオブジェクトごとに描画が呼び出されるため、CPU が圧倒されるためです。 メッシュ シェーディング では、GPU によって、詳細さのレベル選択とオブジェクトのテセレーションがインテリジェントに制御されます。無数のオブジェクトが描かれた表現豊かなオープンワールドを構築できます。
サンプラー フィードバックには、可変レート シェーディングと同じ考え方が取り入れられています。スマートに動作して GPU 負荷が減ることで、パフォーマンスが改善されます。サンプラー フィードバックにより、テクスチャ ハードウェアとシェーダー ハードウェアの間のコンピューティングが改善されます。開発者とエンジニアはサンプラー フィードバックを利用し、高度なテクスチャ ストリーミング アルゴリズムを実装できます。没入感を阻害するカクつきやテクスチャのポップインのない、美しい高解像度のテクスチャを持つ広大なオープンワールドが実現します。サンプラー フィードバックはまた、テクスチャ スペース シェーディングの実装にも利用でき、レンダリングの効率が向上します。