何百万人もの開発者にGPUコンピューティングを提供
2010年7月16日 - カリフォルニア州サンタクララ - NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、GPUコンピューティング用開発ツールをリードするポジションをさらに強固なものとするため、NVIDIA® Parallel Nsight™のリリースを発表しました。GPUで高速処理するアプリケーションをMicrosoft Visual Studioで開発可能にする業界初の開発環境です。
このほか、CUDAソフトウェア開発キット(SDK)の最新版、CUDAツールキット3.1もリリースしました。CUDAツールキット3.1はwww.nvidia.com/getcudaからダウンロードすることができます。
NVIDIAでGPUコンピューティングのゼネラルマネージャーを務めるスタンフォード・ラッセル(Sanford Russell)は、次のように述べています。「Microsoft Visual Studioは600万人以上ものユーザがおり、Windowsベースのソリューションやウェブアプリケーション、各種サービスを開発する環境として世界一の人気を誇ります。GPUコンピューティングの開発者に特化した機能をこの環境に追加するのがParallel Nsightで、今後は、GPUのパワーをさらに幅広い人々に活用していただけるようになります。」
石油・ガス、生命科学、金融などの分野では、GPUの超並列処理機能とWindows HPC Server 2008を活用し、大幅なパフォーマンスの向上を達成するハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)の開発者が増えています。HPCクラスタ・アプリケーションの開発・導入に必要なプロフェッショナル向けツールを提供し、これらの世界をつなぐもの-それがNVIDIA Parallel Nsightなのです。
Parallel NsightはMicrosoft Visual Studioと統合して使うため、CPUで使い慣れたツールや手法でGPU用のCUDA C/C++やDirectComputeのデバッグが行えます。各種の解析ツールも用意されており、GPGPUアプリケーションのパフォーマンスをぎりぎりまで高めるために必要な情報も得ることができます。
Parallel NsightはHPCのほか、DirectX 11グラフィックスの開発環境としても秀逸です。最新のゲームやビジュアル・コンピューティング・アプリケーションをすばやく効率的に開発するためにグラフィックス・デベロッパーが必要とするさまざまなツールが用意されているのです。
Parallel Nsightには、特にビジュアル・コンピューティング・アプリケーションのデベロッパーに向けた機能がいくつも用意されています。まず、HLSLグラフィックス・シェーダーをGPU上で直接デバッグできるGraphics Debuggerがあります。DirectXレンダリングのコールとGPUパイプラインの状態をリアルタイムにチェックし、最適なGPUコードを生成するGraphics Inspectorも用意されています。あるピクセルに影響を与える演算を洗い出すことが可能なPixel Historyもあり、これを使うとレンダリングのミスをすばやく確認し、最適なレンダリング・コードを生成することができます。Parallel Nsight AnalysisではGPUイベントやCPUイベントと相関をとったタイムラインでOpenGL APIのトレース情報が提示されるため、OpenGLの開発でアプリケーションの最適化を行うことができます。
NVIDIA Parallel NsightはWindows HPC Server 2008、Windows 7、Windows Vistaをサポートしており、Visual Studio(2008 SP1 Standard Edition以降)と完全統合した形で使用します。Parallel Nsight StandardのダウンロードおよびParallel Nsight Professionalの販売は//www.nvidia.co.jp/object/parallel-nsight-jp.htmlで行っています。
NVIDIA について
NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米フォーチュン誌でNVIDIAは半導体産業におけるイノベーション分野で2年連続して1位にランキングされました。より詳しい情報については、www.nvidia.com あるいは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。
本参考情報に記載されている記述の中には、NVIDIA Tesla GPU、CUDAアーキテクチャに関する利点、特徴、影響および性能、Lowry Digital 復元処理におけるNVIDIA Tesla GPUの効果など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、より効率かつ迅速な技術開発、並列処理におけるCPUの採用、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、技術開発および競合による影響、ユーザの嗜好および需要の変化、競合製品のユーザの採用、業界標準およびインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2009年4月26日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基くものであり、NDIVIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。
本案件に関するお問合せ先:
エヌビディア
マーケティング本部 広報/マーケティング・コミュニケーションズ
中村
Emailアドレス: [email protected]
Tel: 03-6743-8712 Fax: 03-6743-8799
エヌビディア広報事務局
共同PR株式会社 武内 / 渡部
Emailアドレス: [email protected] / [email protected]
Tel: 03-3571-5326 Fax: 03-3574-0316