川端康成原作。 田中絹代の純情可憐な演技が胸を打つ。 ✅「伊豆の踊り子」は、これまでに6度映画化されていますが、本作品が最初に映画化された作品となります。主演は日本映画史を代表する女優「田中絹代」。踊り子薫を可憐で愛らしく演じています。監督は日本映画監督協会理事長も務めた実力者「五所平之助」。トーキー映画が作られ始めていた1930年代に、あえてサイレントで作られました。活動弁士には、女性活動弁士の第一人者である澤登翠氏を携えて、サイレント映画の魅力をいっぱいに引き出し、リズミカルに描かれている名作「恋の花咲く伊豆の踊り子」をぜひお楽しみください。 ✅川端康成は、1965年に日本で初めてノーベル文学賞を受賞しました。「日本人の心の精髄を優れた感受性で表現する、その物語の巧みさ」を理由に受賞しております。そんな川端氏の代表作とされる[恋の花咲く伊豆の踊子]がついにDVDになりました。あの時代を生きてきたあなたを知っているあなたも、昔の映画を知りたい人にあなたにも、見ていただきたい逸品となっています。この映画は、川端康成氏が第一高等学校在学中に訪れた伊豆でのできごとを題材にした作品です。主人公の心情が、当時の川端康成氏とリンクして描かれています。 ✅あらすじ:踊り子の薫は、旅芸人の家族と各地を渡り歩いていた。兄の栄吉は浪費癖があり、親の財産も使い果たしてしまっていた。そのため彼は自分の妻や妹たちを引き連れて、旅から旅の毎日を送っていたのだ。伊豆を旅行中の学生・水原は栄吉たちと出会い行動をともにする内、薫と惹かれ合うように。栄吉は、親の土地を売りつけた相手に借金を願い出るが、あっさり断られてしまった。今度は水原が相手のところへ行くが、そこで彼は意外な事実を告げられる…。 ✅毒蝮三太夫×佐藤忠男 異色対談~昭和の映画~Part1:特典映像として42分の対談を収録! ✅スタッフ、原作:川端康成 監督:五所平之助 脚色:伏見晁 撮影:小原譲治 主演:田中絹代 案内人:毒蝮三太夫 解説:佐藤忠男 弁士:澤登翠 協力:まむしプロダクション/マツダ映画社 ✅収録:本編112分/特典34分