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真夜中の林道で“あおり運転”に遭遇。30分以上あおってきた後続車には“意外過ぎる目的”が…

 あおり運転の多くは、後方からの追い上げによるものが少なくありません。  ミラー越しに大きく映る後続車は、パッシングやクラクションで威嚇し、非常に不安な気持ちにさせます。今回取材に応じてくれた男性は、夜道で執拗にあおられ続けた恐怖体験を話してくれました。
真夜中の林道であおり運転

※画像はイメージです。以下同

我慢できなかった真夜中の空腹

 郊外の閑静な住宅街に両親と同居する米倉さん(仮名・32歳)は、幼稚園の頃に引っ越してきたため、かれこれ28年もこの地に住んでいます。自然も豊かで、都内で働く米倉さんにとっては、日々の疲れを癒やす大切な場所です。 「勤務先では人間関係や仕事のプレッシャーでストレスが多いのですが、最寄りの駅から自宅までの帰り道で気持ちがリセットされます。ただ、飲食店やスーパーが近くにないのは不便です」  そんなある真夜中、無性に牛丼が食べたくなったといいます。当然、近隣にはそのような店舗がなく、米倉さんは隣街まで車を走らせることになりました。

近道の県道で道を間違えてしまった

 お目当ての牛丼を堪能した米倉さんは、隣のコンビニでコーヒーを購入し、帰りは近道を選ぶために山間の県道を走ることにしました。 「行きと同じ市街地を通ると、この時間でも結構交通量が多く、翌日は午前中に大切な会議があることを思い出したので、半分の時間で帰ることができる地元民しか知らないようなルートで帰ることにしました。しかし、久しぶりだったので、途中で道を間違えてしまった。  引き返すにも、道路幅は狭いし、街灯も全くなく、だんだんと不安になってきたのを覚えています」  少し前には、牛丼を食べて幸せな気分に浸っていた米倉さんですが、その幸福感は次第に薄れていき、近道を選んだことを後悔するようになったといいます。
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真っ暗の林道でまさかのあおり被害
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愛犬と暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営

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