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妻24歳の“SNS副業”を夫がサポートして収益に。コツは「余計な口出しをしない」こと

共働き夫婦が約7割を占める現代において「稼ぐ妻」が世帯年収を押し上げ、存在感を増している。これを戦略的に捉え、「妻の稼ぎを伸ばす」ことで世帯年収を倍増させている者たちがいる。彼らに共通するものは何なのか。新時代の夫婦の戦略を解明していく!

クリエイティブな妻を支えて副業で稼ぐ

[夫婦で稼ぐ]の新常識

名門・桜蔭高校出身のくるみさん。夫のトマトさんは1浪明治文系卒で、自分たちの学歴もSNSで発信のネタにする

生活スタイルは変えず、妻の稼ぐ力を高めるのにうってつけなのが、「副業」だ。 都内の企業に勤めるサラリーマンの夫・トマトさん(25歳)、不動産会社、証券会社に勤務したのち退職した妻・くるみさん(24歳)(共にハンドルネーム)は、若くして自宅の住宅ローンを完済した後に別の物件を買い、前の物件を賃貸に出す「ヤドカリ投資」を実践する夫婦だ。 この生活を1年前からSNSで発信する“副業”も開始し、育児や移住生活を発信するブログのアフィリエイトで月2万円を稼いでいる。

情報発信の強い武器となるのは…

情報発信において、夫のトマトさんが見いだしたのは妻の高い観察力だ。 もともと、くるみさんは制度のバグ(穴)を見つけるのが好きで、情報発信を目的に副業を始めた。一方のトマトさんはそんなくるみさんのプロデューサー役を務める。 「妻はSNSを見ないので、流行を調査し、投稿内容をチェックし、炎上を防止します。企画提案においても、なるべくくるみの個性を生かしたテーマを考えています」 チームプレーが功を奏し、YouTubeは開始1か月で収益化した。妻が気持ちよく発信できるように、夫が心がけていることはあるか。 「妻の意思を尊重し、テーマには口を出しません。『言い方を変えてみたら』のようにアドバイスします」 夫婦間の役割分担を明確にした情報戦略が、副業の成功にも繫がっていると言えそうだ。 妻が副業3か条 ①妻の特性を見極める ②妻の発信の一歩先を見る ③余計な口出しをしない 取材・文/週刊SPA!編集部
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