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大河「べらぼう」横浜流星 いなせすぎるぜ、べらぼうめ!

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2025.3.24

大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」

「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で横浜流星氏は主役の蔦屋重三郎を演じている=NHK総合 毎週日曜夜8時

世間様の視聴率なんてべらぼうめぇい! 気にするもんかぇい! 横浜流星氏が主役を演じるNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」がべらぼうに面白い。

「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」は、江戸時代中期の田沼意次時代から寛政の改革にかけて活躍し、版元として喜多川歌麿や東洲斎写楽らを見出した江戸のメディア王「蔦重」こと蔦屋重三郎の波瀾万丈(はらんばんじょう)な生涯を描いた物語。主な舞台となるのは江戸の歓楽街、吉原。のっけから遊女たちの裸体シーンは出てくるわ、花魁(おいらん)の濡れ場シーンはあるわ、ネット上では「NHK攻めてる」というワードが飛び交うほど、大河ドラマ史上かつてない話題を振りまいている。




そんなことより何より、戦国時代や時代劇じゃなくて、江戸中期のサブカルチャーが華やかしき時代に、持ち前のアイデアとトレンドを読むセンスで、今でいうところの人気イラスレーターやアーティストたちをいち早く見いだして数々のヒット作品を出版した、蔦屋重三郎というマルチクリエーターが主役の大河ドラマってぇのが面白れぇじゃねぇですかい。まるでコピーライターブームやDCブランドブームに沸いた1980年代のバブルの頃のトーキョーみたいで、さしずめ蔦屋重三郎は江戸時代の糸井重里といったところか。

イケメン俳優の登竜門 特撮ヒーロー番組でデビュー

話題の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で、主人公の蔦屋重三郎の役に大抜てきされたのが、横浜流星氏である。名前からしてイケメンだが、なんと本名だ。今どきのイケメン俳優の登竜門といったら特撮ヒーロー番組である。横浜流星氏もしかり。ファッション誌「nicola」(ニコラ)でモデルを務めた後、「仮面ライダーフォーゼ」で芸能界デビュー。吉沢亮氏演じる仮面ライダーメテオに変身する朔田流星の親友役を務めた。「烈車戦隊トッキュウジャー」ではトッキュウ4号ヒカリの役で出演していた。ちなみに、けん玉が武器のクールガイで色はグリーンである。

写真:Best Image/アフロ

特撮ヒーローものでデビューした後、しばらくは不遇の日々が続いた

しかし特撮ヒーローものでデビューした後も、オーディションになかなか受からない不遇の日々が続いたという。当時の自分について、「この作品をやりたい!って思っても他の人が選ばれて。10代の頃だから、なんでオレじゃないんだって受け入れることができなかった。でも振り返ってみると、当時経験した悔しさは僕にとっての財産で、じゃあどうしたらいいんだって考える機会にもなりました。だからこそ今こうやって頑張れているっていうのは絶対にあると思います」とウェブのニュースサイトで語っている。