【場所】
東京都台東区雷門2-6-11
【味】
うな重は「普通」と「たっぷり」の二種類。ここは迷わず「たっぷり」を選択。
蓋を開けると一尾半のうなぎが隙間なく敷き詰められ、紀州備長炭で焼き焦がされたタレの香りが食欲をそそる。
小ぶりで締まった細身のうなぎを使用。かつて江戸っ子が「めそっこ」と呼び殊更好んだそうだ。
身は程よい柔らかさで、口溶けも絶妙。あっさりとした味付けは、うなぎ本来の甘味と旨味そして風味を一層引き立てている。文句なしの絶品蒲焼。
【お店】
創業は文久元年1861年。同じ浅草の初小川、駒形前川とともに「三川」と呼ばれている。予約を受けない硬派なお店で、日々行列が絶えない。平日のこの日は開店30分前に到着し一番客となったが、開店と同時に席は全て埋まってしまい、数人は中に入れず待ちとなっていた。。
店内は昭和初期にタイムスリップしたかのような風情が漂い、カウンター4席とテーブル2卓で総席数は12席。とても狭く隣の人と肘がぶつかりそう。
六代目の名物ご主人が他界され、現在は奥様と娘さんが暖簾を守っている。二人で切り盛りしているため細やかな接客は期待できないが、娘さんは威勢が良く英語も堪能で感じが良い。
【値段】
たっぷり 5500円(税込)
(直近訪問日 2025.8.26)【おすすめ度】
★★★★★