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コルム・トビーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Colm Tóibín
コルム・トビーン
コルム・トビーン(2006)
誕生 (1955-05-30) 1955年5月30日(69歳)
アイルランドの旗 アイルランド ウェックスフォード県
職業 作家、ジャーナリスト
言語 英語
国籍 アイルランドの旗 アイルランド
最終学歴 ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン
主な受賞歴 国際IMPACダブリン文学賞(2006)
公式サイト www.colmtoibin.com
ウィキポータル 文学
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コルム・トビーンColm Tóibín, 1955年5月30日 - )は、アイルランド作家ジャーナリスト

来歴

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1955年、アイルランド南西部ウェックスフォード県に生まれる。祖父はアイルランド独立運動の活動家。熱心なカトリック信徒として少年時代を過ごした[1]

ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンで歴史と英文学を学び、バルセロナへ渡って英語学校で教える。アルゼンチンなどで暮らしながら、ジャーナリストとしても活動する[2]

1990年代から小説を発表。小説家ヘンリー・ジェイムズの晩年を描いた『The Master』で国際IMPACダブリン文学賞やロサンゼルス・タイムズ・ノベル・オブ・ザ・イヤーなどを受賞する。同性愛者であることを公にしている[2]

2017年フォルカー・シュレンドルフ監督の映画『男と女、モントーク岬で』では、スイスの作家マックス・フリッシュ1975年の小説『マントークドイツ語版』をベースにした脚本をシュレンドルフ監督とともに執筆している[3]

2017年11月現在はコロンビア大学で教鞭を執っている[1]

日本語訳

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  • 『ヒース燃ゆ』 伊藤範子訳、松籟社、1995年
  • 『ブルックリン』 栩木伸明訳、白水社エクス・リブリス、2012年
  • 『マリアが語り遺したこと』 栩木伸明訳、新潮社新潮クレスト・ブックス、2014年
  • 『ブラックウォーター灯台船』 伊藤範子訳、松籟社、2017年
  • 『ノーラ・ウェブスター』 栩木伸明訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス、2017年
  • 『エリザベス・ビショップ 悲しみと理性』伊藤範子訳、港の人、2019年
  • 『母たちと息子たち アイルランドの光と影を生きる』伊藤範子訳、行路社、2020年
  • 『巨匠 ヘンリー・ジェイムズの人と作品』 伊藤範子訳、論創社、2021年
  • 『マジシャン トーマス・マンの人と芸術』 伊藤範子訳、論創社、2024年

作品

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  • The South(1990年)
  • The Heather Blazing(1992年)『ヒース燃ゆ』
  • The Story of the Night(1996年)
  • The Blackwater Lightship(1999年)『ブラックウォーター灯台船』
  • The Master(2004年)
  • Mothers and Sons(2006年)
  • Brooklyn(2009年)『ブルックリン』
  • The Empty Family(2010年)
  • The Testament of Mary(2012年)『マリアが語り遺したこと』
  • Nora Webster(2014年)『ノーラ・ウェブスター』
  • The Magician(2021年)
  • Long Island(2024年)

脚注

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