高中正義 > SUPER TAKANAKA LIVE! > SUPER STUDIO LIVE!

SUPER STUDIO LIVE!』(スーパー・スタジオ・ライヴ)は、日本ギタリストである高中正義2014年9月3日にリリースした9枚目のライブ・アルバムである。

『SUPER STUDIO LIVE!』
高中正義ライブ・アルバム
リリース
録音 prime sound studio form
ジャンル ロック
フュージョン
時間
レーベル IVY Records
プロデュース 高中正義
チャート最高順位
高中正義 アルバム 年表
Ukulele SEYCHELLES
2011年
SUPER STUDIO LIVE!
(2014年)
My Favorite Songs
2015年
ティザー動画
高中正義 NEWアルバム「スーパースタジオライブ」15秒スポット - YouTube
テンプレートを表示

背景

編集

2002年に発売された『TAKANAKA 2002 LIVE+Season Greetings[2]以来約12年ぶりのライブ・アルバム

1979年に発売された『SUPER TAKANAKA LIVE!』の発売35周年を記念し、セットリストとアレンジ[注釈 1]をそのままにスタジオライブ形式として一発録りでレコーディングされ[3][5]、今作のために書き下ろした新曲も収録されている[6]

制作

編集

この作品が制作された経緯として、IVY Recordsの社長である酒井善貴に「CDは売れるものなんだ。若い人は買わないけど、売れる世代があるんだ。CDが売れたら北海道とかも行けるかもしれないじゃない?」という言葉に高中が感銘を受けたという。高中は「35年経つと、もうけっこういい年で。社長も高校生ぐらいだったのが、今や社長になってるわけでしょ?だからきっと、自分の青春時代に聴いた音楽が一生モノだと思うのね」と語っている[7]

当作品に使用しているギターは、当時使用していたものと同じブルーのヤマハ・SGだが、アンプに関してはジム・ケリー アンプリファイア英語版のアンプをロサンゼルスにて特注で制作し、JBLスピーカーに改造したものを使用していたが、すでに紛失してしまったため、フェンダーのツインリバーブをJBLのスピーカーに改造したものをレンタルして使用している[4]

音楽性

編集

新曲の「BLUE WIND」は、シングルヒットを狙って制作され、高中は「久々のポップな曲だと思うし、これから世に出て、人がどれだけ好きになってくれるか。周りの人からは『いいね』と言われるんだけどね」と語っている[8]

もう一つの新曲である「三元閣」のタイトルは、高中の実家である雀荘の名前を拝借したもの[8][9]

リリース

編集

2014年9月3日IVY Recordsから、DVDが同梱されている初回限定盤とCDのみの通常盤の2形態でリリースされた。

初回限定盤に同梱されているDVDには、「BLUE LAGOON」のミュージック・ビデオと、過去に「BLUE LAGOON」を演奏したライブ映像をダイジェスト形式でまとめた「HISTORY OF BLUE LAGOON」が収録されている。

チャート成績

編集

2014年9月15日付のオリコン週間アルバムランキングで16位にランクインした[1]

当作品発売の2か月前に、予約段階にもかかわらずAmazonベストセラー商品ランキングのジャズフュージョンチャートにて連日1位を記録した[10][11]

コンサートツアー

編集

本作を引っ提げたコンサートツアー『SUPER LIVE 2014』が2014年10月に行われた[10]。日程は、以下の通り。

日程 都道府県 会場
2014年10月11日 愛知県 Zepp NAGOYA
2014年10月18日 大阪府 森ノ宮ピロティホール
2014年10月31日 東京都 渋谷公会堂[注釈 2]

収録曲

編集
CD(初回限定盤[12], 通常盤[13]共通)
全作曲・編曲: 高中正義
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.BLUE LAGOON 高中正義
2.「EXPLOSION」 高中正義
3.「珊瑚礁の妖精」 高中正義
4.「RAINY DAY BLUE」 高中正義
5.「TROPIC BIRD」 高中正義
6.「DISCO “B”」 高中正義
7.READY TO FLY 高中正義
8.「黒船」 高中正義
9.「BLUE WIND」(Special Track) 高中正義
10.「三元閣」(Special Track) 高中正義
合計時間:
DVD(初回限定盤[12]のみ)
全作曲・編曲: 高中正義。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「BLUE LAGOON」(MUSIC VIDEO) 高中正義
2.「HISTORY OF BLUE LAGOON」 高中正義

参加ミュージシャン

編集

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 小林泉美が「BLUE LAGOON」をシンセサイザーで演奏しているミスも、そのまま再現している[3][4]
  2. ^ コンサートチケットは、即日完売した。

出典

編集
  1. ^ a b SUPER STUDIO LIVE!|高中正義”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2022年5月17日閲覧。
  2. ^ 高中正義 / TAKANAKA 2002 LIVE + Season Greetings”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2022年5月17日閲覧。
  3. ^ a b 高中正義:35年前の武道館公演をスタジオライブで再現 「指がコケちゃった」部分も忠実に”. MANTANWEB. 株式会社MANTAN (2014年9月7日). 2022年5月17日閲覧。
  4. ^ a b 【インタビュー】高中正義、『SUPER STUDIO LIVE!』に「誰にもできない自分の音というものを」(2ページ目)”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク株式会社 (2014年9月3日). 2022年5月17日閲覧。
  5. ^ “還暦を迎えた高中正義「40、50代はまだ小僧。人生は60から」”. NEWSポストセブン (小学館). (2014年9月3日). https://www.news-postseven.com/archives/20140903_274174.html?DETAIL 2022年5月17日閲覧。 
  6. ^ “高中正義 伝説のライヴから35年『SUPER TAKANAKA LIVE!』をスタジオで再現”. TOWER RECORDS ONLINE (タワーレコード). (2014年7月7日). https://tower.jp/article/feature_item/2014/07/07/0102 2022年5月17日閲覧。 
  7. ^ 【インタビュー】高中正義、『SUPER STUDIO LIVE!』に「誰にもできない自分の音というものを」”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク株式会社 (2014年9月3日). 2022年5月17日閲覧。
  8. ^ a b 【インタビュー】高中正義、『SUPER STUDIO LIVE!』に「誰にもできない自分の音というものを」(3ページ目)”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク株式会社 (2014年9月3日). 2022年5月17日閲覧。
  9. ^ 【ヒューマン】高中正義、音痴だから歌わない「佐村河内とか同じ」(3/4ページ)”. サンスポ. サンケイスポーツ (2014年9月27日). 2022年5月17日閲覧。
  10. ^ a b “高中正義、SGを引っ張りだし、伝説のライブを35年ぶりに再現”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2014年7月18日). https://www.barks.jp/news/?id=1000105802 2022年5月17日閲覧。 
  11. ^ “高中正義、渋谷公会堂にて「SUPER LIVE 2015」を開催”. OKMusic (OKWAVE). (2015年5月16日). https://web.archive.org/web/20191119092510/https://okmusic.jp/news/77297 2022年5月17日閲覧。 
  12. ^ a b SUPER STUDIO LIVE! [CD+DVD]<初回限定盤>”. タワーレコード. 2022年5月17日閲覧。
  13. ^ SUPER STUDIO LIVE!<通常盤>”. タワーレコード. 2022年5月17日閲覧。