土居聖真
土居 聖真(どい しょうま、1992年5月21日 - )は、山形県山形市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・モンテディオ山形所属。ポジションはミッドフィールダー(トップ下、サイドハーフ)、フォワード(センターフォワード、セカンドトップ)。元日本代表。
| ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
名前 | ||||||
愛称 | しょうま | |||||
カタカナ | ドイ ショウマ | |||||
ラテン文字 | DOI Shoma | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 日本 | |||||
生年月日 | 1992年5月21日(32歳) | |||||
出身地 | 山形県山形市 | |||||
身長 | 172cm | |||||
体重 | 63kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | モンテディオ山形 | |||||
ポジション | MF / FW | |||||
背番号 | 88 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2005-2007 | 鹿島アントラーズジュニアユース(鹿嶋市立平井中学校) | |||||
2008-2010 | 鹿島アントラーズユース(鹿島学園高等学校) | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2011-2024 | 鹿島アントラーズ | 332 | (52) | |||
2024- | モンテディオ山形 | |||||
代表歴2 | ||||||
2017 | 日本 | 2 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年7月25日現在。 2. 2017年12月16日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
来歴
編集鹿島アントラーズ
編集中山町立長崎小学校を卒業後、地元を離れ鹿島アントラーズのジュニアユースへ加入[1]。2011年、鹿島アントラーズユースからトップチームに昇格した。同期は柴崎岳、梅鉢貴秀、昌子源。2013年9月21日、ジュビロ磐田戦でプロ初ゴール。2014年はトップ下のポジションに完全に定着し、リーグ戦では自身最多の8ゴールをあげた。
2015年からは小笠原満男や野沢拓也がつけていた伝統の8番を背負う。2月25日、AFCチャンピオンズリーグ2015のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦でACL初ゴールをあげた。同年の石井正忠監督就任後はフォーメーションの4-4-2への変更に伴い、FWでの起用が多くなっている。
2016年6月25日のアビスパ福岡戦では2トップとして先発し、1stステージ優勝を決定づける2点目を決めて優勝に貢献した。12月29日、天皇杯・準決勝の横浜F・マリノスでは先制ゴールを決めて決勝進出に貢献した。FIFAクラブワールドカップでは3試合に出場し、1得点3アシストの活躍を見せた[2]。
2017年4月1日、第5節の大宮アルディージャ戦では決勝点を決めて、首位に並ぶ4連勝に貢献した。
2021年、相馬直樹監督交代後の鹿島アントラーズでは相手チームのDFとの駆け引きの巧さを評価され、センターFWのポジションでの起用が多くなっている(ゼロトップ)。Jリーグ開幕日から29年目を数える5月15日の第14節の横浜FM戦では、上記のFW起用にてPKを含む初のハットトリックを決めた[3]。鹿島のホームゲームで鹿島の選手がハットトリックを決めた事例は、2012年10月6日に行われた第28節の対FC東京戦でセルジオ・ドゥトラ・ジュニオールが決めて以来、9年ぶりのことであった。
2022年以降は出場機会が減少し、2024年は夏までに先発が僅か3試合にとどまった[4]。
モンテディオ山形
編集2024年7月25日、ジュニアユースから含めて約20年を過ごした鹿島を離れ、出身地の山形県をホームタウンとするモンテディオ山形へ完全移籍で加入した[5][6]。モンテディオ山形からのオファーは代理人を通し数年前からあったという[7]。デビュー戦となったJ2第25節・ファジアーノ岡山FC戦で初ゴールを記録した[8]。
日本代表
編集2017年12月7日、清武弘嗣が脳震盪で離脱したためEAFF E-1フットボールチャンピオンシップ2017に向けた日本代表に追加招集され、これがA代表初選出となった[9]。12月12日、中国戦で代表デビューを果たした[10]。
人物
編集- 2017年、リクルートライフスタイルとJリーグが主催する「Jマジ!」の企画イケメンJリーガー選手権の第4回で優勝した。前回、前々回を当時鹿島所属の柴崎岳が優勝していたため鹿島はクラブとして3連覇を達成した[11]。
- 2017年6月7日、一般女性と結婚したことが発表された。
- 2020年7月29日、サッカーダイジェスト誌のインタビューにて日本代表で活躍した柿谷曜一朗は「天才」を挙げるなら、という質問内容に(小野伸二とイニエスタは別格として)ランキングの1位に土居聖真を挙げた。理由は「テクニックが素晴らしいし、特別なセンスがある。鹿島の試合を観ていて、ボールが渡ると思わず『おっ』って前のめりになる。ところどころで唸るようなプレーを見せてくれるのがたまらない」と話した。ちなみに2019年のベストプレーヤーアンケートでも土居を選出している[12]。
所属クラブ
編集- OSAフォルトナ山形FC(中山町立長崎小学校)
- 2005年 - 2007年 鹿島アントラーズジュニアユース(鹿嶋市立平井中学校)
- 2008年 - 2010年 鹿島アントラーズユース(鹿島学園高等学校)
- 2011年 - 2024年7月 鹿島アントラーズ
- 2024年7月 - モンテディオ山形
個人成績
編集国内大会個人成績 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2011 | 鹿島 | 28 | J1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 |
2012 | 4 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 8 | 0 | |||
2013 | 15 | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | 18 | 2 | |||
2014 | 34 | 8 | 6 | 1 | 1 | 0 | 41 | 9 | |||
2015 | 8 | 28 | 6 | 2 | 0 | 1 | 0 | 31 | 6 | ||
2016 | 30 | 8 | 5 | 1 | 5 | 1 | 40 | 10 | |||
2017 | 33 | 3 | 2 | 1 | 3 | 1 | 38 | 5 | |||
2018 | 29 | 5 | 4 | 1 | 5 | 3 | 38 | 9 | |||
2019 | 32 | 5 | 4 | 1 | 4 | 1 | 40 | 7 | |||
2020 | 31 | 6 | 2 | 0 | - | 33 | 6 | ||||
2021 | 36 | 6 | 6 | 0 | 3 | 0 | 45 | 6 | |||
2022 | 23 | 1 | 7 | 2 | 5 | 0 | 35 | 3 | |||
2023 | 24 | 2 | 7 | 0 | 2 | 0 | 33 | 2 | |||
2024 | 11 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 13 | 0 | |||
山形 | 88 | J2 | - | - | |||||||
通算 | 日本 | J1 | 332 | 52 | 49 | 7 | 34 | 6 | 415 | 65 | |
日本 | J2 | - | - | ||||||||
総通算 | 332 | 52 | 49 | 7 | 34 | 6 | 415 | 65 |
国際大会個人成績 | FIFA | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
年度 | クラブ | 背番号 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
AFC | ACL | クラブW杯 | ||||
2011 | 鹿島 | 28 | 0 | 0 | - | |
2015 | 8 | 6 | 3 | - | ||
2016 | - | 4 | 1 | |||
2017 | 7 | 0 | - | |||
2018 | 13 | 3 | 3 | 1 | ||
2019 | 8 | 2 | - | |||
通算 | 34 | 8 | 7 | 2 |
出典:“Soccer D.B.”. 2017年1月12日閲覧。
- その他の国内大会
- 2016年
- Jリーグチャンピオンシップ 3試合0得点
- 2017年
- FUJI XEROX SUPER CUP 1試合0得点
- その他の国際公式戦
- 2013年
- スルガ銀行チャンピオンシップ 1試合0得点
- 2016年
- スルガ銀行チャンピオンシップ 1試合0得点
- 2019年
- AFCチャンピオンズリーグ2019・プレーオフ 1試合0得点
- 2020年
- AFCチャンピオンズリーグ2020・プレーオフ 1試合0得点
- 出場歴
タイトル
編集クラブ
編集- 鹿島アントラーズ
- ヤマザキナビスコカップ:3回(2011年、2012年、2015年)
- スルガ銀行チャンピオンシップ:2回(2012年、2013年)
- J1リーグ:1回(2016年)
- 天皇杯全日本サッカー選手権大会:1回(2016年)
- FUJI XEROX SUPER CUP:1回(2017年)
- AFCチャンピオンズリーグ:1回(2018年)
個人
編集- Jリーグ・優秀選手賞(2019年)
- 明治安田J2リーグ月間MVP(2024年8月)[13]
代表歴
編集出場大会
編集- U-16日本代表
- 2007年 AFC U-17選手権2006予選
- U-17日本代表
- 日本代表
- 2017年 - EAFF E-1フットボールチャンピオンシップ2017
試合数
編集- 国際Aマッチ 2試合 0得点(2017年)
日本代表 | 国際Aマッチ | |
---|---|---|
年 | 出場 | 得点 |
2017 | 2 | 0 |
通算 | 2 | 0 |
出場
編集No. | 開催日 | 開催都市 | スタジアム | 対戦国 | 結果 | 監督 | 大会 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1. | 2017年12月12日 | 東京 | 味の素スタジアム | 中国 | ○2-1 | ハリルホジッチ | EAFF E-1サッカー選手権2017 |
2. | 2017年12月16日 | 東京 | 味の素スタジアム | 韓国 | ●1-4 | ハリルホジッチ | EAFF E-1サッカー選手権2017 |
脚注
編集出典
編集- ^ 鹿島アントラーズ 土居 聖真 選手 やまがたコミュニティ新聞ONLINE
- ^ 「夢」の舞台で輝いた鹿島の8番…1ゴール3アシストの土居聖真、クラブW杯を経てさらなる高みへ サッカーキング(2016年12月20日)2017年1月3日閲覧。
- ^ 鹿島土居プロ初ハット 試合前にジーコ氏が「今日は点を取るよ」と予言 日刊スポーツ(2021年5月15日)2021年5月16日閲覧。
- ^ “山形に電撃移籍が決まった鹿島の土居聖真 背景には山形の並外れた熱意があった”. スポーツ報知 (株式会社報知新聞社). (2024年9月13日) 2024年9月25日閲覧。
- ^ 土居 聖真選手 完全移籍加入のお知らせ モンテディオ山形、2024年7月25日。
- ^ “土居 聖真選手 モンテディオ山形へ完全移籍のお知らせ”. 鹿島アントラーズ公式サイト (2024年7月25日). 2024年8月24日閲覧。
- ^ (インタビュアー:小田智史)「鹿島一筋20年の苦悩「自分に嘘ついているのかな」 32歳でJ2電撃移籍…土居聖真が故郷に凱旋した真相【インタビュー】」『FOOTBALL ZONE』、株式会社Creative2、2024年9月21日 。2024年9月25日閲覧。
- ^ “加入後7戦4発、チームはPO圏と9→2差に…山形“帰還”の土居聖真に絶賛の声「やっぱりさすが」「いくらなんでもカッコよすぎ」”. ゲキサカ (株式会社講談社). (2024年9月17日) 2024年9月25日閲覧。
- ^ 代表初招集の鹿島・土居 挙式の準備中だった…「彼の喜びを邪魔してしまうんですけど」 スポニチアネックス(2017年12月7日)
- ^ 先発7人変更のハリルJ 土居、植田、三浦、山本の4人が先発デビューへ ゲキサカ(2017年12月12日)
- ^ “タイトル”にこだわる鹿島…イケメン選手権“3連覇”でMF土居が「イケメンイレブン」企画 ゲキサカ(2017年8月11日)
- ^ “柿谷曜一朗が挙げる天才たち「イニエスタと小野さんは別格として、1位は…」”. 2024年1月21日閲覧。
- ^ “J2受賞者 モンテディオ山形 MF88 土居 聖真:明治安田Jリーグ KONAMI月間MVP:明治安田Jリーグ 月間表彰”. Jリーグ.jp. 2024年9月25日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 土居聖真 - National-Football-Teams.com
- 土居聖真 - Soccerway.com
- 土居聖真 - Soccerbase.comによる選手データ
- 土居聖真 - FootballDatabase.eu
- 土居聖真 - WorldFootball.net
- 土居聖真 - Transfermarkt.comによる選手データ
- 土居聖真 - FIFA主催大会成績
- 土居聖真 - J.League Data Siteによる選手データ
- 土居聖真 - AS.com
- 鹿島アントラーズによる公式プロフィール
- 土居聖真 - Ameba Blog
- 土居聖真 (@doi.shoma_official) - Instagram