苗木遠山氏(なえぎとおやまし)は、利仁流加藤氏一門美濃遠山氏の一派。 鎌倉時代の初期に遠山景朝の長男の遠山景村が美濃国恵那郡の木曽川以北に進出したのが始まりで版籍奉還まで、ほぼ同じ地域(恵那郡の木曽川以北と加茂郡東部)を支配した数少ない武家である。 植苗木の広恵寺城、後に高森の苗木城を本拠地とした。江戸幕府が成立すると苗木藩の大名家となり、明治4年(1871年)版籍奉還後には華族となり東京の華族邸へ移住。明治17年(1884年)7月7日、華族授爵ノ詔勅により、子爵となった。