直島諸島(なおしましょとう)は、瀬戸内海(東備讃瀬戸)の備讃諸島に属する島嶼群で、井島の一部を除いて香川県香川郡直島町の区域に属する。場合によっては、井島を除いた香川県側の島のみで直島諸島とすることもある。所属する27の島嶼のうち有人島は5島(直島、向島、家島、牛ケ首島、屏風島)、無人島は22島で、その中心となる直島は同県高松市の北約13km、岡山県玉野市の南約2kmに位置する。 江戸時代は男木島、女木島と合わせて「直島3島」と総称され、郡に相当する広域単位としての「小豆島」に属していたが、明治5年(1872年)に分離されて香川郡へ編入された。 主な産業は漁業と観光と直島の金属精錬。近年は直島を中心にリゾートと近代美術で有名になり、2010年にはいくつかの島が瀬戸内国際芸術祭の舞台となった。