淘宮術(とうきゅうじゅつ)は、天保5年(1834年)に(まるみつ)が創始した開運のための修養法で、「淘」はよなげる、洗い清めるの意、「宮」は心の宿るところ、すなわち人体を表す。人は生まれつきの癖を洗練することにより、淘げのできた心、すなわち本心が顕われ、生まれつきの運命を改善できるとし、気質の偏りを矯正して幸福な人生を過ごすよう修養する。