氷河末端(ひょうがまったん、glacier terminus)とは、任意の時点での氷河の端のこと。英語では toe(爪先の意)または snout(鼻の意)ともいう。 氷河はまるで動いていないかのように見えるが、その実、途切れることなく動き続けている。氷河末端もまた、常に前進ないし後退を続けている。 多くの場合、氷河末端の位置は氷河質量収支(氷河のに降る降雪量とで解ける量との多寡で決まる。)と直結している。氷河末端の位置は、局地的・地域的な時間経過に伴う気温の変動の影響も受ける。