「超特急列車、東京 - 大阪間3時間への可能性」(ちょうとっきゅうれっしゃ、とうきょう - おおさかかん3じかんへのかのうせい)とは、1957年(昭和32年)5月30日に国鉄鉄道技術研究所が開催した創立50周年記念講演会の統一テーマである。 この講演は「新幹線構想」が初めて世に問われたものとして知られている。講演の趣旨は、同研究所がそれまで積み重ねてきた基礎研究に基づけば、鉄道輸送は高速化が達成され、そのあかつきには「東京 - 大阪間3時間」も可能であるというものであった。ここで発表された基礎研究の成果は後に東海道新幹線に結実することとなる。この講演が契機となって、東海道線増強計画における広軌別線論への追い風が吹くこととなった。