慢性甲状腺炎(まんせいこうじょうせんえん、英: Chronic thyroiditis)あるいは橋本病(はしもとびょう、英: Hashimoto's thyroiditis)は、甲状腺における自己免疫疾患の一種である。この病気は、自己免疫疾患として認識された最初の病気であった。橋本病という呼称は、日本の橋本策が1912年に報告したことにちなむ。 甲状腺に慢性的な炎症が起き、首の腫れによる圧迫感、倦怠感、身体のむくみ、便秘、体重増加といった症状が出る。慢性甲状腺炎は、北アメリカおよび日本における甲状腺機能低下症の原因のなかで最もが高いものと考えられている。女性に多く(男性の10倍から20倍)、また45歳から65歳の年齢層で多くみられる。