大陸浪人(たいりくろうにん)は、明治初期から第二次世界大戦終結までの時期に中国大陸・ユーラシア大陸・シベリア・東南アジアを中心とした地域に居住・放浪して各種の政治活動を行っていた日本人の一群を指す呼称。支那浪人(しなろうにん)とも称されるが、その活動範囲は中国本土に限らず、朝鮮半島・満州・シベリアなど、後に日本の勢力が進出する舞台となった地域と重複する場合が多い。彼らは表面上は特定の組織に所属せず、自らを「浪人」や「(脱藩)志士」になぞらえたことから、「大陸浪人」・「支那浪人」という呼び名が発生したと言われている。