『大経師昔暦』(だいきょうじ むかしごよみ)は、近松門左衛門作の人形浄瑠璃。のちに歌舞伎化された。正徳5年(1715年)春、大坂の竹本座で初演。 天和3年(1683年)に京都で発生したおさん茂兵衛の姦通事件に取材したもの(この事件は井原西鶴『好色五人女』(1686年刊行)巻三の題材にもなっている)。『』、『堀川波鼓』とともに、近松の三姦通物の一つとされる。