原田 熊雄(はらだ くまお、1888年(明治21年)1月7日 - 1946年(昭和21年)2月26日)は、大正・昭和期の華族・政治家。栄典は従三位勲三等男爵。 最後の元老・西園寺公望の晩年の私設秘書として政界の情報収集にあたり、また興津にこもりがちの西園寺の意思を各方面に伝達する役割を担、文字通りその手足として八面六臂の活躍をした。各方面に奔走する「原田男」の名は、政変があるたびに紙面を賑わすほどだった。彼の口述回顧をまとめて出版された『西園寺公と政局(原田熊雄日記)』は、戦前昭和の激動の政局を知る上での貴重な史料となっている。