北朝鮮による韓国人拉致問題(きたちょうせんによるかんこくじんらちもんだい)は、韓国人が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)特殊機関の工作員などにより極秘裏に拉致、誘拐、監禁された問題。韓国政府の公式認定で拉致された人数は500人で日本国政府認定の日本人拉致被害者の数十倍におよぶ。日本人の間で最も知られているのは1977年と1978年に韓国の海岸から5人の高校生が拉致された事件で、ちょうど日本で横田めぐみや田口八重子、アベック拉致事件をはじめ主な拉致事件が多発した時期と重なる。横田めぐみを含め、この事件から共通点として浮上するのは、拉致の対象者が未成年者を中心にした年代層にもみられる点である。 韓国では北朝鮮による拉致の事を拉北(납북)と言い、北朝鮮による拉致被害者の事を拉北者(납북자)と呼ぶ。