別所高師小僧(べっしょたかしこぞう)は、滋賀県蒲生郡日野町別所にある、国の天然記念物に指定された褐鉄鉱で出来た管状の団塊(ノジュール 英: nodule)の一種である。 高師小僧とは地中にある根や枝といった植物体の周囲に、地下水に含まれる鉄分が水酸化鉄となって付着沈殿し、核となっていた植物体が腐食して抜け落ち空洞化したもので、その形状が幼児を連想させるために小僧の名がある。 日本国内では愛知県豊橋市の高師原で最初に発見されたことから、この鉱物には高師の地名が冠されており、ヒトの小指程度の小さいものであれば日本国内各所で見られるが、とりわけ滋賀県日野町別所地区のものは直径10センチメートルを超える巨大なものを含むことから、1944年(昭和19年)11月13日に国の天然記念物に指定された。