五銖銭(ごしゅせん)は、中国の古代に流通した貨幣。前118年(元狩5年)に前漢の武帝により初鋳造された。量目(質量)が当時の度量衡で5銖であり、また表面に「五銖」の文字が刻印されていることより五銖銭と称されている。 前漢以降でも後漢・蜀漢・魏・西晋・東晋・南朝斉・南朝梁・陳・北魏・西魏・北斉・隋で鋳造され、唐代の621年(武徳4年)に廃止されるまで流通した、中国史上最も長期にわたり流通した貨幣である。