中東呼吸器症候群(ちゅうとう こきゅうき しょうこうぐん、英: Middle East respiratory syndrome; MERS〈マーズ〉)は、MERSコロナウイルス (MERS-CoV) により引き起こされるウイルス性の呼吸器疾患。2012年に中東へ渡航歴のある症例から発見された新種のコロナウイルスによる感染症であり、イギリス・ロンドンで発見された。 日本では2014年7月16日に政令により指定感染症に指定された。2015年1月には二類感染症に指定され、全ての医師に対して、全ての患者の発生について保健所への届出が義務付けられた。 2015年には韓国でのアウトブレイク(参照)が発生したことから世界保健機関(WHO)は「緊急の注意を喚起する警告」を発した(緊急事態とはみなさなかった)。 2012年9月 - 2020年現在流行中。2019年11月時点で定患者は2494人、死者858人にのぼる。