不知火町(しらぬひまち)は、熊本県宇土郡にあった町。2005年1月15日、宇土郡三角町および下益城郡松橋町・小川町・豊野町と合併し宇城市となったため自治体としては消滅した。不知火町のあった地区は「宇城市不知火町」となっている。なお、本来の不知火の読みは「しらぬい」(ただし、歴史的仮名遣いでは「しらぬひ」とされる)。地名は景行天皇の訪問時に由来する。不知火とは熊本県と鹿児島県にまたがる八代海(不知火海)で見ることができる現象のこと。これを見た景行天皇が地元の者たちに尋ねたところ誰もあれが何か説明できず、「知らぬ火」から派生し、「不知火(しらぬい)」と呼ばれるようになった。 また現在では科学的にこの現象は説明できる。沖合に「親火」と呼ばれる火が出現、その後、数を増やし、多数の火が横にならびだす。これは蜃気楼の一種で、大気光学現象というもの。遠浅の海が続く八代海では、干潟の砂と、流れ込む水路の温度差が大きい。その温度差のある空気がレンズとなり、漁船の光が多数に見える幻視が生まれる。 旧暦8月1日前後(新暦では8月下旬)の風の弱い新月の夜に発生しやすい。必ず見ることができる現象ではなく、見ることができると運が良いとされている。旧暦の8月1日は「海の火まつり」が開催される。 主な基幹産業は農業である。特に柑橘類(デコポン)との栽培が盛ん。

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  • 不知火町(しらぬひまち)は、熊本県宇土郡にあった町。2005年1月15日、宇土郡三角町および下益城郡松橋町・小川町・豊野町と合併し宇城市となったため自治体としては消滅した。不知火町のあった地区は「宇城市不知火町」となっている。なお、本来の不知火の読みは「しらぬい」(ただし、歴史的仮名遣いでは「しらぬひ」とされる)。地名は景行天皇の訪問時に由来する。不知火とは熊本県と鹿児島県にまたがる八代海(不知火海)で見ることができる現象のこと。これを見た景行天皇が地元の者たちに尋ねたところ誰もあれが何か説明できず、「知らぬ火」から派生し、「不知火(しらぬい)」と呼ばれるようになった。 また現在では科学的にこの現象は説明できる。沖合に「親火」と呼ばれる火が出現、その後、数を増やし、多数の火が横にならびだす。これは蜃気楼の一種で、大気光学現象というもの。遠浅の海が続く八代海では、干潟の砂と、流れ込む水路の温度差が大きい。その温度差のある空気がレンズとなり、漁船の光が多数に見える幻視が生まれる。 旧暦8月1日前後(新暦では8月下旬)の風の弱い新月の夜に発生しやすい。必ず見ることができる現象ではなく、見ることができると運が良いとされている。旧暦の8月1日は「海の火まつり」が開催される。 主な基幹産業は農業である。特に柑橘類(デコポン)との栽培が盛ん。 (ja)
  • 不知火町(しらぬひまち)は、熊本県宇土郡にあった町。2005年1月15日、宇土郡三角町および下益城郡松橋町・小川町・豊野町と合併し宇城市となったため自治体としては消滅した。不知火町のあった地区は「宇城市不知火町」となっている。なお、本来の不知火の読みは「しらぬい」(ただし、歴史的仮名遣いでは「しらぬひ」とされる)。地名は景行天皇の訪問時に由来する。不知火とは熊本県と鹿児島県にまたがる八代海(不知火海)で見ることができる現象のこと。これを見た景行天皇が地元の者たちに尋ねたところ誰もあれが何か説明できず、「知らぬ火」から派生し、「不知火(しらぬい)」と呼ばれるようになった。 また現在では科学的にこの現象は説明できる。沖合に「親火」と呼ばれる火が出現、その後、数を増やし、多数の火が横にならびだす。これは蜃気楼の一種で、大気光学現象というもの。遠浅の海が続く八代海では、干潟の砂と、流れ込む水路の温度差が大きい。その温度差のある空気がレンズとなり、漁船の光が多数に見える幻視が生まれる。 旧暦8月1日前後(新暦では8月下旬)の風の弱い新月の夜に発生しやすい。必ず見ることができる現象ではなく、見ることができると運が良いとされている。旧暦の8月1日は「海の火まつり」が開催される。 主な基幹産業は農業である。特に柑橘類(デコポン)との栽培が盛ん。 (ja)
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  • 不知火町(しらぬひまち)は、熊本県宇土郡にあった町。2005年1月15日、宇土郡三角町および下益城郡松橋町・小川町・豊野町と合併し宇城市となったため自治体としては消滅した。不知火町のあった地区は「宇城市不知火町」となっている。なお、本来の不知火の読みは「しらぬい」(ただし、歴史的仮名遣いでは「しらぬひ」とされる)。地名は景行天皇の訪問時に由来する。不知火とは熊本県と鹿児島県にまたがる八代海(不知火海)で見ることができる現象のこと。これを見た景行天皇が地元の者たちに尋ねたところ誰もあれが何か説明できず、「知らぬ火」から派生し、「不知火(しらぬい)」と呼ばれるようになった。 また現在では科学的にこの現象は説明できる。沖合に「親火」と呼ばれる火が出現、その後、数を増やし、多数の火が横にならびだす。これは蜃気楼の一種で、大気光学現象というもの。遠浅の海が続く八代海では、干潟の砂と、流れ込む水路の温度差が大きい。その温度差のある空気がレンズとなり、漁船の光が多数に見える幻視が生まれる。 旧暦8月1日前後(新暦では8月下旬)の風の弱い新月の夜に発生しやすい。必ず見ることができる現象ではなく、見ることができると運が良いとされている。旧暦の8月1日は「海の火まつり」が開催される。 主な基幹産業は農業である。特に柑橘類(デコポン)との栽培が盛ん。 (ja)
  • 不知火町(しらぬひまち)は、熊本県宇土郡にあった町。2005年1月15日、宇土郡三角町および下益城郡松橋町・小川町・豊野町と合併し宇城市となったため自治体としては消滅した。不知火町のあった地区は「宇城市不知火町」となっている。なお、本来の不知火の読みは「しらぬい」(ただし、歴史的仮名遣いでは「しらぬひ」とされる)。地名は景行天皇の訪問時に由来する。不知火とは熊本県と鹿児島県にまたがる八代海(不知火海)で見ることができる現象のこと。これを見た景行天皇が地元の者たちに尋ねたところ誰もあれが何か説明できず、「知らぬ火」から派生し、「不知火(しらぬい)」と呼ばれるようになった。 また現在では科学的にこの現象は説明できる。沖合に「親火」と呼ばれる火が出現、その後、数を増やし、多数の火が横にならびだす。これは蜃気楼の一種で、大気光学現象というもの。遠浅の海が続く八代海では、干潟の砂と、流れ込む水路の温度差が大きい。その温度差のある空気がレンズとなり、漁船の光が多数に見える幻視が生まれる。 旧暦8月1日前後(新暦では8月下旬)の風の弱い新月の夜に発生しやすい。必ず見ることができる現象ではなく、見ることができると運が良いとされている。旧暦の8月1日は「海の火まつり」が開催される。 主な基幹産業は農業である。特に柑橘類(デコポン)との栽培が盛ん。 (ja)
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  • 不知火町 (ja)
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