『ラヴ・レターズ』(原題:Love Letters)は、アメリカ合衆国の劇作家が制作した朗読劇の戯曲。幼なじみの男女が1930年代から1980年代にかけ半世紀にわたって交わす往復書簡により綴られる恋物語で、互いを意識しつつも別々の道へ進んだ2人がやがて再会し激しく惹かれ合うさまを描く。1990年ピューリッツァー賞戯曲部門最終候補作。 初演は、1988年コネチカット州ニューヘイブンのロング・ウォーフ・シアター。並んで座った2人の男女が、手にした台本を読み上げるだけのシンプルな舞台構成であるが、1989年にブロードウェイ、エディソン・シアターに登場するや注目を浴びた。以後、イギリス、フランス、オーストラリア、デンマーク、オランダ、アルゼンチン、ドイツ、日本など世界各地で上演されている。